貯金でよくある話として
「毎月の貯金額を決めて、給料が出たらまず貯金しましょう!」
というのがあります。
この考え、甘いです!裕福な家のカルピス位甘いです。
本記事では「季節毎にどの位の出費の変動を想定しておくべきか?」について調査した結果を書かせて頂きます。
毎月一定額を貯めるのはおかしい
例えば、夏と冬では生活に必要な物が変わりますよね?
生活に必要な物が変われば、生活コストも変わって当然です。
生活コストが変われば貯められる額も変わります。
毎月同じ金額を貯金しようと頑張ると、季節によってはかなりの節約をする必要があります。
継続的に貯金していくには、季節によって貯金する額を変える方が良いです。
季節によって変わる出費の例
電気代
春、秋頃はエアコンをほとんど使用しなくても過ごす事が出来ます。
普通の人は、夏は冷房・冬は暖房を使います。
エアコンの電気代は設定温度などで変わりますが、目安として、冷房は1時間14円位、暖房は1時間27円位です。
目安ですが、エアコンを使わない春・秋に比べて夏場は+2000円程度、冬場は+4000円程度は電気代が増えます。
(価格コムに掲載の、2人世帯の季節毎の電気使用量の平均からざっくり計算しました。)
ガス代
普通、毎日お風呂に入っていると思います。
お風呂の温度は夏でも冬でも大体40度前後位が普通です。
夏場は気温が30度程度あるので、水温も30度位あります。
冬は気温が10度以下になる事も多いので、水温も10度程度になります。
40度のお湯にするためには、夏場は10度分温めればよく、冬は30度分温める計算になります。
単純計算で行くと、冬場の方が3倍温める(3倍ガスを使う)必要があるため、ガス代も増えます。
目安ですが、夏場に比べて、春秋は+1000円、冬は+2000円程度がガス代がかかります。
(総務省家計調査の月毎の単身世帯、ガス料金を参考にしました。)
洋服代
夏場はジーンズにTシャツで済みますが、冬となると、加えてセーター、コートが必要になります。
このため、洋服代も冬場は上がります。
大抵のアパレルショップはアウター等の服は耐用年数を3年程度を想定して作っているそうです。
量販店で冬用のコートは概ね1~4万円程度で販売されているので、1年だと3千~1万3千円程度の出費になります。
セーターは3千~1万5千円程度を想定し、2着を2年で着倒すと考えると、1年で3千~1万5千円程度の出費になります。
つまり、冬場は1~3万円程度は服代が余計にかかると言えます。
その他
冬は、クリスマス、忘年会、新年会とイベントが目白押しです。
飲み会等の出費は人によって様々でしょう。
(行くお店、奢るか奢らないかによって大きく変わります。)
結局、季節でどの程度貯金額を変えれば良いか?
光熱費としてですが、春・秋を基準として、夏場は+2000円程度、冬場は+5000円程度を想定しておくのが良いです。(春・秋で光熱費が5000円かかっている人は、夏は7000円、冬は10000円を想定)
洋服代は個人差が大きいですが、夏場に比べて冬は1万~3万円程度は余計にかかると想定するのが良いと考えます。
トータルで考えると、夏場は5万円貯められる人は、冬場は3万円程度の貯金にするのが現実的です。
逆に言うと、貯金するなら春・夏・初秋ぐらいが頑張り時です。
以上
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