野村ホールディングスの2018年4月~6月の純利益が前年同期比91%減だったそうです。株価も年初来安値になりました。
野村証券と言えば、日本を代表する証券会社ですが、何があったのでしょうか?
減益の理由は?
公式な理由としては、「営業部門・アセットマネジメント部門・ホールセール部門の収益が悪化したから」だそうです。
悪化した部門の業務を簡単に書きます。
部門 | 業務内容 |
営業部門 | 株の売買、投資信託の販売等を行う部門 |
アセットマネジメント部門 | 投資信託の運用等を行う部門 |
ホールセール部門 | 大口顧客を対象に、資金調達や運用、M&Aの仲介などを行う部門 |
各部門で減益となった主な理由は「米中の貿易摩擦の懸念」とありました。
減益はあくまで一時的な物であり、貿易摩擦さえなければ、堅調に成長しているとの事でした。
ネット証券の台頭かとも思いましたが、、、
ネット証券と野村證券などの窓口で株や投資信託を販売する会社を比較すると、ネット証券の方が圧倒的に手数料が安いです。
減益の理由は、手数料の安いネット証券にシェアを奪われたせいかとも思ったのですが、多分違います。
ネット証券自体は、もう何年も前から存在し、売り上げを伸ばしてきました。
ここ1年位で、窓口の証券を追い込むほどの急成長をした訳では有りません。
また、手数料の高い窓口証券にはメリットがない様に感じますが、富裕層は野村證券等を利用しています。
理由は、トータルで見ると儲かるからです。
日頃、割高な手数料を払ったりして損をしていると思いきや、世に言う「美味しい投資」を持って来て貰えます。
「美味しい投資」とはIPO等です。
このため、窓口証券もなくなりはしないと考えています。
Yahooの株の掲示板はお祭りになっていました。
野村証券は、国内の証券会社では「空売り」で有名な会社で、個人投資家からは相当嫌われていたようです。
Yahooの掲示板では、日頃の不満を晴らすべく、色々と書き込みがされていました。
書き込みを読むと、多くの人に成長を望まれない企業もあるのだな、という感じです。
株は買い時なのか?
株は自己責任で行って頂きたいですが、株価は年初来安値を更新し、お手頃な価格になっています。
会社の公式レポートでも、「貿易摩擦さえなければ」とあったので、貿易摩擦が無くなれば売り上げは戻り、株価も上昇するかもしれません。
あくまで、自己責任ですが、貿易摩擦の解消に懸けて買ってみるのも有りかもしれません。
(私は買いませんが。)
以上
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