私は社会人になってから受験した「応用情報処理技術者試験」という試験に一度不合格になっています。
合格率は20~30%程度なので、そこそこ難しい試験です。
一度不合格になりましたが、数年後に再受験して合格しました。
その後、より上位の資格である 情報セキュリティスペシャリスト、
ネットワークスペシャリスト、プロジェクトマネージャに一発で合格しました。
ご参考になればと思い、「不合格になった時」と「合格した時」の違いについて書かせて頂きます。
Contents
不合格時の場合
勉強方法(方針)
ざっくりとは、以下の進め方でした。
- 書店でテキストを購入する
- 自信が持てるまでテキストをしっかり読み込む
- 問題演習を行う
勉強量としては結構やっていて、試験5カ月程まえから勉強を始め、
- 電車の中や会社の昼食時間中もテキストを読む
- 家に帰ったらテキストをノートにまとめる
といった事を熱心にやっていました。
モチベーション
試験のモチベーションとしては「会社から出る報奨金を貰おう!」という気持ちで勉強していました。
数万円ほど貰えるので、合格して欲しい物でも買おうと思っていました。
ただし、最初はモチベーションは高かったのですが、徐々に下がっていきました。
理由は、次の様な事です。
- 勉強してみると思っていたよりも難しかった
- 仕事で残業が増えてきてしまった
- プライベートな時間を削って勉強する事に意義を感じ無くなった
今から思うと、勉強法にもモチベーションにも問題があったと考えます。
合格時の場合
次に合格した時の事について書きます。
勉強方法(方針)
勉強期間は3か月と短めでした。
勉強は以下の様に進めていました。
- テキストは移動中の電車で読む
- 家では過去問演習を中心に取り組む
過去問演習を中心に取り組んだのが不合格時との最大の違いです。
モチベーション
この時期、会社で少しミスをしてまいました。
周囲の方からフォローしていただいたのですが、若手だからといつまでも自分を甘やかしてはいけないと思い、勉強することにしました。
この時は報奨金なんてどうでもよく、技術者としてのレベルアップのために絶対に合格したい、という気持ちが強かったです。
残業もありましたが、モチベーションは最後まで下がりませんでした。
違いは何だったか?
振り返ってみると、勉強方法もモチベーションも合格した際は不合格の時と全く違いました。
特に、大きかったと思うのは、モチベーションです。
なぜその試験に合格したいかを自分の中で明確に出来ていたことが良かったと考えています。
私の場合「応用情報を取得して、SEとして新人レベルから脱したい」という目標を持っていました。
会社の同期も同じ試験を受けていましたが、「絶対に合格するぞ!」と最初から最後まで思い続ける人は少ないです。
勉強期間が長くなればなるほど、面白くない出来事、想定外の事態は起こります。
そうなったとき、モチベーションが低いと「今回はもういいか」と自分を甘やかして勉強を熱心にしなくなるのではないでしょうか。
苦しい時に、「残業が多いから仕方が無い」等のそれらしい理由を与えられると逃げたくなるのが人情です。
逆に、そういった人が多いからこそ、最後まで強い気持ちで取り組むと圧倒的に有利になります。
とにかく、「一発で合格する!」という気持ちを持つことが必要です。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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