子供が奨学金を借りる時に親が知っておくべき事「私の時は」が通じない理由

 

悪く言われる事の多い「奨学金」ですが、私はあって良かったと思っています。

私の実家はあまり裕福では無く、奨学金が無ければ実家を出て京都大学に通う事は出来なかったと思います。

※吉田寮という選択肢も無くは無いですが、現代っ子な物で。。。

※吉田寮とは京都大学内にある「月2500円」という破格の値段で住める寮です。私が在学中は築100年位の木造物件でした。今は知りません。。

 

奨学金を悪く言うつもりはありませんが、もし自分に子供が出来た場合には、出来れば借りさせたくないと考えています。

特に「自分は返せたから、子供も返せるだろう」という考えは危ないです。

 

本記事では、

  • なぜ親世代より子世代の返済は困難になるか
  • 子供に奨学金を借りさせる場合に、親としてやるべき事

について書かせて頂きます。

 

 

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これからは返済がより困難になる理由

国のデータを基に説明させて頂きます。

平均年収の推移

以下に、平成9年からの国内の平均賃金の推移を示します。

 

※データは厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」より、月別の給与を12倍して算出しました。(若干の誤差ありますので目安として確認して下さい)

ここ2年はアベノミクスの影響で上げてはいますが、年間数万円という誤差の範囲の変化で約360万円前後で推移しています。

 

厚生年金の推移

以下に、平成15年からの厚生年金保険料率の推移を示します。

 

これを確認すると、ここ15年程で約5%料率が上がっています。

年収360万円の人の場合の厚生年金保険料は、

平成15年:48万8880円
平成29年:65万8800円

と17万円(1カ月約1万4000円)も増加しています。

そして、人口ピラミッドからは今後も保険料率は増加するだろうと見込まれます。

 

因みにですが、大学4年間、月5万円ずつ借りた場合の返済がだいたい1万4000円/月 程度です。

 

厚生年金などの負担増で、子世代は親世代に比べて、何もしなくても大学4年分の奨学金を借りていたのと同じ位の負担を背負っています。

奨学金を借りると、そこにさらに負担が加わります。

「自分は返せたから子供も返せるでしょ」と考えるのは安直だと思われるはずです。

 

 

今後、想定すべき事

税金・年金の負担が1,2万増えても頑張れば何とかなるのでは?という考えもあります。

上手く行けばそうですが、上手く行かない場合もあります。

日本の階級社会化

私が就職してから感じているのは、会社によってキャリアの積みやすさは全く異なるという事です。

 

現状、仕事を受注した際に1次受け、2次受け等の構造があります。

1次受けと2次受けでは、給与以外にもキャリアの積みやすさが違います。

 

当然、自身のキャリアに繋がる仕事は1次受けで囲い、それ以外を2次受けに出します。

もし、2次受け企業で働く人が給料アップを目指して1次受けに転職をしようとしても、期待される様な実務経験を積めておらず、転職は難しいです。

逆に、業務経験を積めるコースに乗れれば、そうで無い人とは職歴でも給与でも圧倒的に差をつける事が出来るようになります。

 

AI化が進めば、さらにキャリアの構築に差が出てくると考えれらます。

 

多少の努力でどうにかなる「差」というより、もはや「階級」です。

ですから、奨学金を借りるからには、是が非でも稼げる仕事、専門性を身につけられる仕事に就くべきです。

 

想定すべき事態

今後、奨学金を借りる場合に想定すべきなのは「自分は職歴・給与の面で有利な企業に就職出来そうか否か」です。

誰もが理想の就職を出来る訳では無いので、頑張っても給料は増えない・職歴も積めないポジションになってしまう事もあり得ます。

そうなってしまうと、奨学金の返済はかなり厳しくなります。

 

 

奨学金を借りる前にすべき事

子供が希望する仕事の年収を伝える

ニュースなどでは、奨学金を借りて保育士になったが返済が厳しいといった人を見かけます。

世の中、お金では無いとはいえ、自分が希望する職ではどの程度の給料が貰えるのかは伝えておくべきです。

 

借りる金額の総額・何年間の返済になるかを伝える

借りるときには返済の事を真剣に考えていない学生も多いです。

実際に就職してみないと、社会人のお金の感覚も分かり難いと思います。

 

これから借りる事になる金額が幾らで、その返済には何年かかるかも伝えるべきです。

そして、その返済に充てるお金があればどんな事が出来るかも教えておくべきです。

海外旅行に行く場合、車を買った場合のお金などで例えるとイメージがつきやすいと思います。

「会社の同僚が海外旅行に行っていても、あなたは行けないかもしれないのよ」と。

 

 

おわりに

Yahoo知恵袋などを見ていると、奨学金の返済に苦労をし、親の愚痴を書きこまれている人もいます。

私は子供どころか結婚もまだですが、子供が出来た場合には、お金のことでもめない様にしたいです。

 

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

以上

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