オフィスに観葉植物を置くと、作業効率や創造性が高まるという研究があります。目に見える場所にグリーンがあるだけで以下の効果があるそうです。
- 社員の満足度が高まる
- 生産性が上がる
この話を聞いてふと気になったのが「造花でも生産性や、リフレッシュ効果はあるのか?」という事です。
私の部屋はそれ程明るくはなく、また、湿気も気になるため本物の観葉植物を置くのは抵抗があります。
それならばと、見た目が本物に近いような造花を買ったので、感想を書かせて頂きます。
造花で生産性は向上した?
買ったのは、品種でいうと「スパニッシュモス」という植物です。ニトリで買ったのですが、言われなければ本物だと間違う程によく出来ています。
部屋にスパニッシュモスの造花を置くと、最初は気分が変わったのですが、慣れるとじっくりとは観なくなりました。
単純に言うと、飽きてしまいました。。。
造花なので、新しい芽がでたり、花が咲いたり、枯れてしまったりといった変化がありませんし。
いつ見ても同じなので、だんだんと見なくなってしまいました。
生産性に関しては、特に実感する様な変化はありませんでした。
造花に心理学的な効果はあるのか?
「ある」と断定しているものはありませんでしたが、以下のサイトでは「造花でも本物だと思っている限りにおいては本物と同様の効果がある」と記載されていました。(当たり前ですが。)
逆に言うと、自分で造花を買って「よく出来た造花だ」と眺めても、本物と同じような効果は得られないという事です。
それでも、色が人の心理に与える影響を考えると、ある程度まとまった量を置けば心理的な効果は得られると考えています。
緑色には、心身のバランスを整えリラックスさせる効果があるとされています。
このため、造花であったとしても、部屋にグリーンを増やせばリラックス効果を期待できます。
ただし、効果を最大にするには本物を置くべきです。
無理に造花を置くよりも好きな絵画を置いてはどうか?
造花が駄目なら他に何か良さそうな物は…、と考えて思いついたのが「好きな絵画」です。
以下の方々の調査で「美術館で芸術鑑賞をした人はストレスホルモンであるコルチゾールの濃度が下がった」という結果が出ています。
- 伊ボローニャ大学のエンツォ・グロッシ教授の研究
- 日本メナード化粧品株式会社の調査
コルチゾールの濃度が高い状態は様々なデメリットがあります。
1つには、記憶力の低下があります。また他にも、ストレスのかかっている状態だとコミュニケーション能力が低下するため、チームのパフォーマンスが低下するというデメリットもあります。
ただし、芸術鑑賞が人に与える影響についての研究はまだそれ程多くはないため、美術館という空間による効果か、絵画そのものによる効果なのかは断定できていません。
それでも、単純に好きなもの、美しいと感じるものを観ていると気分が良くなるため、造花を置くよりは好きな絵画を置いた方が良い影響がありそうです。
おわりに
造花は生産性の向上にはあまり効果がないかもしれませんが、部屋に遊びに来てくれた人の目を愉しませる事はできます。
また、季節によって飾る植物を変えるのも愉しみがあって良いと考えます。
本物程よい影響はなくても、生活の愉しみとして飾る分には良いアイテムです。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
コメント