情報セキュリティスペシャリストに一発合格した学習期間・勉強法


情報処理安全確保支援士という試験名に変わってしまいましたが、

・非情報系出身

・セキュリティ系の業務を未経験

という状態で働きながら、情報セキュリティスペシャリストに一発合格しました!

本記事では、その方法を書かせて頂きます。

 

※以下の記事に、試験にお勧めな参考書や気分転換にお勧めなセキュリティ漫画を紹介していますので、宜しければご覧ください。

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所感

情報セキュリティスペシャリストは私が最初に受験した高度情報処理の試験であり、「高度」と名前がつくからには相当難しいのだろうと気合を入れて試験対策をしました。

確かに難易度は高かったですが、ちゃんと勉強・対策すれば合格できるレベルです。

セキュリティの実務経験はありませんでしたが、そこそこの記憶力と読解力があれば合格できるだろうな、といった感じです。

 

 

学習期間

試験の約4.5か月前から始めました。点数的に考えると、学習期間はもっと短くても合格できたかもしれません。

高度区分の試験を受けるのは初めてだったので、少し気合が入り過ぎでした。

 

日々の通勤電車と週末を学習に割り当てました。平日は電車等の移動時間を含めて約1時間、週末は2~3時間程度は勉強に充てていました。

10月受験でプランを立てていましたが、7月から急に出張業務にアサインされてしまいました。

出張先が遠方であったため、通勤が往復で約4時間となってしまい、自宅での学習はほぼ週末だけでした。

4時間位あるのですが、半分くらいは睡眠、30分くらいは乗り換えと駅からの移動で、約1時間位を勉強にあてていました。

 

 

4か月半の計画での学習法

大雑把ですが以下の計画を立てました。

最初の1か月:概要理解
2か月目  :午前2の合格レベル到達
3か月目  :午後1の合格レベル到達
4か月目  :午後2の合格レベル到達
残り0.5か月:マージン

応用情報に合格した次の回での合格を狙っていたので期限ありきのスケジュールです。

最初の1か月(6月~)

セキュリティに関して全体像を掴むために、セキュリティの入門書を読みました。あとはネットで合格された方の勉強法や使用したテキスト等の情報収集を行いました。

↓入門書として読んだ本です。これだけではレベル不足ですが、情報セキュリティ実務経験の無い私でも容易に読むことが出来ました。概要理解には良かったです。

2か月目(7月~)

午前2問題の学習に着手しました。(直前の応用情報試験に合格していたため、午前1は免除でした。)
テキストは素直に前から読み進めながら、過去問を1回分ずつ演習するというのを並行して行いました。応用情報の午前と同じく、同じ問題が何度も出題されています。最初は4割程度しか得点出来ませんでしたが、1か月も演習すれば6割程度は得点出来るようになりました。

↓メインのテキストとして使用した物

3か月目(2015年8月~)

午後1,2を1年分やってみたのですが、軽い洗礼を受けました。「問題文長っ!」

応用情報の午後問題なら1題30分かからないくらいで行けますが、午後1は1題で1時間位、午後2とかもはや読む気力が湧き起らず3時間位かかりました。

応用情報は午前が出来れば、あとは読解力でなんとか、と言われますが、高度はそんなことなかったです。最初は2割くらいしか取れませんでした。

午前2試験にかろうじて合格する程度では知識量が全然足りなかったです。

そこで、テキストを読んでさらに知識量を増やし、午前2の対策をやり込みながら午後の対策を並行して行うことにしました。

基本レベルの底上げという意味で、この勉強は必要だったと思います。
午後対策は1題解いて、解説を丁寧に読んで理解するというのを週末に1回分(土日で4,5題解くようにしました。)

↓問題演習用に買った本です。応用情報、セスペ、ネスペとこのシリーズを使用しています。

4か月目(9月~)

9月も8月と同様の学習をしていましたが、中々6割には到達しませんでした。

9月半ばには午前2の試験なら8割以上をコンスタントに取れるようになっていたので、基礎知識は十分と判断し、テクニック的な学習を重視することにしました。

具体的には午後の過去問の問題パターンの暗記です。
以下のテキストに問題の要約と解答が分野毎にまとめられていたので、それを何度も読み、問題の要約を読めば、解答を答えられるように暗記しました。

そうすることで9月末にはようやく6割程度を取れるようになりました。

↓最後の方に問題と解答のパターンがまとめられており非常に参考になりました。

5か月目(2015年10月~)

試験も目前に迫ってきたので、忘れない程度に週一回は午前2問題を1回分は解き、毎日午後問題の文章を読むようにして、読解に慣れておく事を心がけました。

どちらかというと午後対策に重点を置いていたため、午前はややおろそかになっていました。

自分で言うのも何ですが、本番で緊張感がある時の方が集中力を発揮できるタイプなので、練習で6割取れれば合格できると思っていました。

本番

午後1,2と連続で解いたことは無かったので、かなり集中力・気力・体力を削られた感じでした。当時30歳のおじさんには少しキツかったです。(18歳の時にはセンター試験で朝から晩まで、かつ2日連続の試験をしましたが、もうそんなの無理です。)

自己採点では午後は1,2共にギリ6割位だったので(受験前の余裕はどこ行った?)合格発表まではヤキモキしました。

 

 

以上です。

ご参考になりましたら幸いです。

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