キャリアアップもしたいし転職しようかな…
転職するのはアリです!ですが注意する事もあります…
私はシステムエンジニアとして働いていますが、知り合いが転職して給与が増えたといった話もよく聞きます。
キャリアアップのために新天地に踏み出していく人って素直に格好良いと思います。
私も以前転職活動をした事があります(自分の求めるものは今の会社でも手に入ると思ったので結局は転職しませんでしたが)。
転職活動は新卒の就活と違って、こっそりと個人で動くものなので、周囲の人との情報交換もし難くイメージもしにくいと思います。
一通り活動してみると、「これは気を付けないといけないな~」と感じる事があったので、本記事にまとめさせて頂きます。
現職でベストを尽くしたか確認しておく
面接官が気にする事
転職する際に面接官の人が確認したい事の1つに「入社してすぐに辞めないか」という事があります。
採用活動にもコストがかかるので、出来れば良い人材を採用して、長く働いて欲しいと思っています。
すぐに辞めないか判断するために、以下の様なことを確認されるはずです。
- 現職を辞める理由
- 現職を辞めなくて済むためにどんな事をしたか
「自分の希望を叶えるために転職する」というのは良いのですが、新しい職場でも100%叶えられるとは限りません。
転職する前にやっておく事
自分が本来思っていたのと違う状況になった時に、自分の希望に近づけるために工夫ができる人物である事をアピールする必要があります。
例えば以下の様なことです。
- 上司に直接相談する
- 興味のある分野のスキルを勉強し、周りにアピールする
- 実際に興味のある分野のソフトウェアを作って人に見せる
転職してから後悔しないためにも、話を聞いてくれそうな上司なら、自分の希望と現職のギャップについて相談する事だけでもやっておくのをお勧めします。
漠然とした気持ち(スキルアップしたい等)で辞めない
デキる人程ハマりがちなこと
SEなどのIT系の方は勉強好きな方も多く「スキルアップしたい」という想いを持っている方も多いのではないでしょうか。
要領の良い人だと、同じ会社に何年も務めていると、仕事はほとんどルーチン作業の様にこなせるようになってしまい「最近スキルアップもしないし、仕事もツマラナイ…」と感じる様になるかもしれません。
そういった日が続くとスキルアップのために転職したくなるもの自然な事ではないでしょうか。
転職する前にやっておくこと
転職する前に、どんなスキルを身に付けて、どんな物を作りたいのかを具体化しておく必要があります。
その理由は、面接で熱意をもって自分の希望を話すためです。
転職者には特に、社内を引っ張て行く役割を期待されます。熱意のある人物であることをアピールできた方が断然有利になります。
熱意を持てる事と言われてもぱっと思い浮かばないという方は、ご自身が新卒の頃の気持ちを思い出してみると何かヒントが見つかるかもしれません。
転職エージェントからのメールに注意する
良いオファーには注意
転職サイトに登録すると、自分でも驚く様な有名企業からオファーが届く場合があります。
ただし、転職エージェントからの魅力的な提案には注意が必要です。
転職エージェントは見込み客(転職希望者)を面談に呼ぶために、実際には合格しなさそうな有名企業の求人を提示してくる場合があります。
転職エージェントの内情
転職エージェントにとって、多くの転職希望者を集めることは自分の利益を増やすために重要な事です。
転職エージェントの給与は、転職者を採用した企業から報酬として支払われます。
このため、転職しそうな人を多く呼んで、沢山の人に転職してもらった方が利益がでます。
ですが、多くの人は大手の転職エージェントに面談を申し込むため、中堅所の転職エージェントは転職希望者との面談にこぎつけるのも苦労します。
このため、内心では応募しても無駄だろうとは思いつつ、有名企業の求人をちらつかせて話だけでも聞きにきてもらおうという作戦を使います。
このため、沢山送られてくる良いオファーに惑わされないように注意して下さい。
転職エージェントは複数登録しておく
転職活動は急がば回れ
転職活動を始めたら、なるべく早く転職活動を終わらせたいと思うのが人情です。
現職を辞めずに活動する場合、時間の都合をつける手間も必要なので、なるべく早く終わらせたいですよね。
ですが、良い転職をしたいなら先ずは転職エージェント選びに時間をかけるべきです。
理由は以下です。
- 転職エージェント企業にはクローズド案件と呼ばれる一般には公開していない求人が紹介されている
- 転職エージェント企業により、保有しているクローズド求人の案件は異なる
- 転職エージェントにも色々なタイプがおり、親身になってくれる人もいれば、ベルトコンベア方式の人もいる
- 大手の転職エージェントの人が必ずしも当たりのエージェントさんとは限らない
転職エージェント企業のどんな所を見るべきか
転職エージェントさんにも色々なタイプがいるため、自分に合うと感じるエージェントさんを選ぶ必要があります。
人間的な相性だけでなく、転職エージェント企業毎に得意な分野があります。例えば、IT系の転職に強い所、製薬分野に強い所などがあります。
中には、特定の企業の人事の人に信頼されているエージェントさんもいます。
できれば、面談の前にどういった業界を希望しているかを伝えて、その分野に詳しいエージェントさんを担当にして貰うように依頼しておくのが良いです。
転職エージェントさんに会ったら見るべきところ
自分を担当してくれるエージェントさんがどんなタイプの人かも注意する必要が有ります。
転職エージェントさんは、自分が紹介した人が採用されて初めて報酬が受け取れます。
こうなると、転職エージェントさんが取りうる方法は2つです。
1つ目は、少数の転職希望者をガッチリ面倒を見て転職成功率を上げる方法、2つ目は、沢山の転職希望者を集めて数打ちゃ当たる方式で転職させる方法です。
もし本気で転職するつもりなら、ガッチリ面倒を見てくれる親身なエージェントさんを探す事をお勧めします。
親身なエージェントさんの場合、応募者のキャリア・希望・強味を聞いたうえで、応募者が元々は考えていなかったけれども適性のありそうな仕事を提案してくれる場合もあります。
数打ちゃ当たる方式だと、希望業界をヒアリングして、その業界の目ぼしい所に片っ端から応募する様な方法を取るため、あまり1人1人には時間や手間を掛けてもらえません。
逆に「良い所があれば転職したい」といった感じなら、あまり親身にされ過ぎると温度差が出てしまうため、適度にドライなエージェントさんの方が活動しやすい場合もあります。
実際に幾人かのエージェントさんと会って、自分に合いそうかどうか判断する事をお勧めします。
お勧めの転職エージェントは?
SEの転職の際にお勧めなのは以下の2つのタイプのエージェント会社です。
- 超大手のエージェント企業:各分野に特化したエージェントが所属しており、求人数も多い
- IT分野に特化したエージェント企業:所属している人が皆IT系の分野に詳しい
条件に合うエージェントさんの中でお勧めなのは以下です。
- リクルートエージェント(大手である事に加え、強味発見アドバイザーからの提案を受けられます)
- マイナビエージェント(大手である事に加え、IT系特化のエージェントさんが多数在籍しています)
- レバテックキャリア(関東でのIT系の転職に特化した企業です)
まとめ
本記事にて、転職活動をする際の注意を書かせて頂きました。まとめると以下です。
- 現職でベストを尽くしたか確認しておく
- 漠然とした気持ち(スキルアップしたい等)で辞めない
- 転職エージェントからのメールに注意する
- 転職エージェントは複数登録する
私は結局転職はしなかったのですが、以下の点で活動して良かったと感じています。
- キャリアの棚卸しができた
- エージェントさんから業界他社の具合を知る事ができた
- 自分の勤務先を一歩引いたところから見る事ができる様になった
- 今後転職する必要が出た際に役立つ転職の知識を得られた
転職活動をした事で、色々と考え方も変わり、以前よりも会社を利用する事を考えて働くようになりました。
結局は転職しなかったとしても得る物はあるため、転職するかどうか迷われている方は、活動だけでもしてみる事をお勧めします。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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