私は男ですが手首が15cm位と細いため、Apple Watchのサイズ選ぶときは迷いなく小さめのサイズ(40㎜)を購入しました。
本記事では、腕時計のサイズの過去のトレンド、腕時計のジャストサイズの基準、少し小さめのサイズをお勧めする理由を書きます。
メンズ腕時計サイズのトレンドについて
2000年以前の主流は40㎜以下
腕時計が最初に作られたのは19世紀頃といわれています。最初は高級品だった腕時計が広く普及したきっかけは、戦場で兵士が簡単に時間を確認できるよう量産されたことでした。
腕時計は開発されてからしばらくは、とにかく薄く、コンパクトである方が良いとされていました。
このため、2000年前までの腕時計の標準的なサイズは大体40㎜位かそれより小さい程度でした。
2000年頃~2015年頃のビッグフェイスというトレンド
そうしたトレンドに一石を投じたのが、パネライというブランドです。パネライは1998年に発表したモデルから大きく・分厚くインパクトのある腕時計のトレンドを作りました。
パネライに影響を受け、腕時計業界ではビッグフェイスというサイズが50㎜位の腕時計を多く作られるようになりました。
50㎜位の腕時計は、その大きさから付けている時のインパクトが大きく、自分をアピールしたい、目立つファッションをしたい人に好まれました。
2015年頃からのトレンドの変化
2015年頃からノームコアと呼ばれる、派手さを押さえたシンプルなファッションが好まれる傾向が強くなってきました。
この影響を受けたのか、インパクトを求めて大型化していた腕時計も40㎜前後の物が再び増えてきました。
ユニクロも以前はダサいと言われていましたが、様々なデザイナーとのコラボや、もともとのシンプルなファッションがノームコアのトレンドに乗り、イメージを変化させて来ています。
一時的には大き目サイズが流行りましたが、結局は標準的なサイズが好まれるのだと考えています。
腕時計のサイズの選び方について
手首の大きさから推奨されるサイズ選び
腕時計のジャストサイズは、腕に付けた際に、手首が6~7割隠れる程度の大きさと言われています。
Apple Watchを腕時計と同様のファッションアイテムとして付けるなら、腕の太さによってサイズを合わせるのがお勧めです。
TPOによるサイズ選び
Apple Watchをスーツに合わせたい場合、腕が細い人は小さいサイズを選んだ方が、違和感無く着用できます。
一般的にフォーマルな場面では、派手で目立つアイテムの着用は好まれません。
このため、ビッグフェイスの様な大きな腕時計は、インパクトが強いためフォーマルな場面での着用は避けられる傾向にあります。
Apple Watchを腕時計の基準で選ぶ際のお勧めサイズ
Apple Watchのケースサイズ
各シリーズ毎のケースサイズは以下です。
Series7 | SE | Series3 |
45㎜×38mm ×10.7㎜ | 44㎜×38mm ×10.7㎜ | 42.5㎜×36.4mm ×11.4㎜ |
41㎜×35mm ×10.7㎜ | 40㎜×34mm ×10.7㎜ | 38.6㎜×33.3mm ×11.4㎜ |
腕時計としてみる場合、Series7やSEの45㎜、44㎜は大きめのサイズになります。
Apple Watchのケースサイズから逆算する適切な手首の横幅
腕時計のジャストサイズは、付けた時に手首が6~7割隠れる程度といわれていることから、各サイズ毎に手首の横幅を計算すると以下となります。
Series7 | SE | Series3 |
ケース45㎜ →手首横幅6.4~7.5㎝ | 44㎜ →手首横幅6.2~7.3㎝ | 42.5㎜ →手首横幅6.0~7.0㎝ |
41㎜ →手首横幅5.8~6.8㎝ | 40㎜ →手首横幅5.7~6.6㎝ | 38.6㎜ →手首横幅5.5~6.4㎝ |
手首の周囲15.1㎝、横幅5.5㎝の私が、SEの40㎜を付けると下の画像のようになります。
因みに画像処理的に、44㎜相当のサイズに変換した画像が下です。
私の細腕でも44㎜はダメという訳ではないけれども、ほぼ手首が覆われてしまい、少し大きく感じます。
迷ったら小さめを選ぶべき理由
腕時計が大きすぎると相対的に腕が細く見えてしまう
痩せている人がオーバーサイズの服を着ると、着ている人の細さが余計に強調されてしまいます。
これと同じで、腕が細い人が大きい腕時計をすると、余計に腕が細く見えてしまいます。
余計に細く見えるのが嫌な場合、大きめの腕時計は避けるのをお勧めします。
また、これは個人的な感想ですが、腕時計が大きすぎるとなんとなく子供のおもちゃの様に感じてしまうため、私は40㎜を購入しました。
ベルトが余る
手首が細い人なら共感頂けると思うのですが、手首が細いと革バンド等のバンドを巻いた時に、やたらとバンドが余ってしまうということがあります。
特に、大き目サイズの腕時計だと、その分バンドも長めに作られているため、バンドの種類によっては不格好になってしまいます。
バンドを交換すれば”いかにも”Apple Watchからずらせる
Apple Watchは多くの人が、シリコンバンドを付けている人がほとんどです。
全く同じデザインの本体・バンドを見比べると、大小のサイズが気になってしまう事もあるかもしれません。
そうした場合、Apple Watchらしくないバンドに交換することで、Apple Watchとは別物という雰囲気にすることができます。
以下の記事でApple Watchのお勧めのバンドを紹介していますので、宜しければどうぞ。
おわりに
私はSEの40㎜を購入しましたが、これまで付けて来た腕時計と同じくらいのサイズなので、特に違和感無く使えています。
また、小さくても操作性が悪いということはなく、特に困ることはありません。
このため、手首が細い人で、Apple Watchを腕時計感覚で付けたいという人には40㎜をお勧めします。
サイズ以外で色でも悩まれている方は以下の記事もご参考にどうぞ。
【男性向け】Apple Watchのおすすめの色はブラックである理由4つ
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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