【応用情報技術者試験】過去問は何年分やるのが良い?効率的な過去問の解き方について

 

私は応用情報技術者試験は、働きながら取得したため、時間の無い中で効率的に勉強する必要がありました。

本記事では、応用情報技術者試験の定番の勉強法である、過去問演習について特に

  • 過去問は何回位解けばよいのか
  • 効率的な過去問演習の仕方

についてまとめます。

 

私は、本記事で紹介する内容を実施し、午前は7割以上、午後は8割以上取れました!

以下に、私がどのようにして勉強したか、何故8割程度も取れる実力が必要なのかを書かせて頂きます。

 

 

スポンサーリンク

午前試験で6割取るための目安

最初に午前問題を解いた時期・そのときの点数

勉強の開始時期(試験の3か月前に)お試しとして、勉強の開始にいきなり自分の実力を知るために、1回だけ、午前問題の過去問を一通り実施しました。

最初は37.5点でした。

午前試験は4択問題であるため、カンでやっても25点位は取れます。このため、実力で正解したのは12.5点分(10問分)という事になります。

不合格の点数になるのが嫌で、過去問で点数を出すのが嫌な人がいますが、本番で合格したい人は可能な限り、早めに実施することをお勧めします。

 

過去問で6割以上取るために行った対策

やった対策は↓です。

  1. 応用情報の教科書の通読
  2. 過去問題集で演習

1、2と並行して実施しました。

大体どのテキストも分野別になっているので、1.分野別にテキストを通読して、2.その分野の過去問の実施をする、というのがおすすめです。

注意したいのは、「午前問題は過去問だけでOK」という人もいるのですが、以前は7割くらいは過去問からの流用か少し形を変えた問題だったのですが、最近は6割くらいに減ってきています

このため、過去問だけでなく教科書の通読もお勧めします。

使用した教科書

使用した教科書は以下です。

基本的にはどのテキストでもそれほど大差は無いですが、本書はよくまとまっており、読みやすいです。

具体的な勉強方法

以下の感じで勉強していきました。

①その日の学習分野を決める
②会社の通勤時間中に電車でテキストを読む
③会社の昼休みは15分程度は過去問を解く
④帰宅後は30分程、過去問を解く

上に加えて、週末は1年分の過去問を実施しました。

1カ月続けた成果

1か月あれば、午前問題4回分を2回通り演習する事が出来ました。

また、ある程度演習を続けると、同じ問題が何度も出題されているのが直ぐに分かりました。

6割程度は過去に出題された問題が使い回されているので、やはり過去問ベースの学習が一番効率が良かったです。

1カ月勉強すれば、午前の過去問は毎回60点代を取れるようになりました。

 

 

理想は午前の過去問は8割を目指すべき理由とその方法

情報技術者試験は試験時間が長い!

応用情報の解答時間なのですが、午前150分、午後150分の長丁場です。

全て受験すると5時間という長丁場になります。

休憩があるとはいえ、5時間も集中するのは結構キツイです。

ペース配分が必要!

試験は長丁場であるため、ペース配分を考えて受験した方が良いです。

理想としては以下です。

午前試験の理想:
午後試験のために気力・集中力を温存した上で午前を通過する。

理由:
午前中に集中力を使い切ってしまうと、午後の文章題がかなり辛いから。
脳が疲労していると、ケアレスミスが増えてしまうから。

私は午後試験は80点以上を取ったので、かなり実力はある方だったと思うのですが、それでも午後試験の時間は10分程度しか余りませんでした。(本気でやりましたが、午後は時間がギリギリでした。)

このため、午前試験はなるべく力を温存して受験することをお勧めします。

 

午前で力を温存するために必要な実力・勉強量

欲しい実力:
過去問では7割以上、できれば8割くらいは確実に得点できる実力
(集中力を温存しても6割を超える実力)

どの位勉強したか:
午前試験の過去問を8回分×2回通り

午前で6割取れる様になった後も、午後試験の対策の気分転換がてら、週に1回分程度は午前問題を解いていました。

本番はどうだったか

本番時のスタンス:
多少のミスがあっても仕方ない、と楽な気持ちで臨んだ
過去問だと8割以上取れているが、7割程度を取るつもりで受験した

結果:
試験時間は30分以上余った(早めに退出し、音楽を聴いてリラックスした)
点数は76.25点と狙い通りの点数で合格した

このペース配分が上手く行き、午後試験の合格にもつながったと考えています。

 

 

午後試験は何回解くかではなく、解く年度を選ぶべき

直近数年の過去問の対策では無駄が多い

午後問題は、年度によって問題の難易度にバラつきが大きいです。

また、同じ出題分野でも、出題テーマは色々とあります。

例えば、ネットワークの問題でも、メールに関する問題の年があれば、サーバーに関する問題の年もあります。

直近数回分の過去問でバッチリ対策しても、それとは傾向の異なるテーマの問題がでると、必要となる知識も変わるため、希望する点数を取れない可能性も少なくありません。

このため、直近数回分といった演習の仕方ではなく、これまで出題されたテーマを満遍なく学習するのが効率的かつ、合格するために確実な方法です。

 

各出題範囲ごとに、出題されたテーマを整理・選別した問題集

私は下記の問題集を使って対策をしました。

この問題集は、過去に出題された問題を、偏りが無いように選定してくれており、効率的に午後の過去問演習をすることができます。

私は、午後の選択問題については、予め選択を決めて置き、その分野についてはこの問題集に掲載された問題を2回通り解きました。

本番では、午後は84点を取れたため、この方法は効果があると考えています。

1日2題ずつ程度解いていけば、1カ月半ほどで、選択する必要のある5分野について2回通りの演習をすることができます。

 

 

 

応用情報技術者試験についてお勧めの参考書を↓の記事にまとめたので、ご参考にどうぞ。

【応用情報技術者試験】独学用おすすめ参考書と初心者用の入門書を紹介!|最新版
応用情報技術者試験に独学でチャレンジしたいけど、分かりやすく網羅性の高い参考書や問題集がどれなのか分からない、苦手な分野の対策方法を知りたい、という人に高度情報合格者がお勧めの本・対策を紹介します!

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。

コメント