私は少ないお金で株をしているので、単元未満株(100株未満)による取引きをよくやります。
単元未満株は単元取引に比べて以下の様な制約があります。
- 手数料が割高である
- 指値が使えない
本記事では、「単元未満株の不利を減らすために注意している事」を書かせて頂きます。
単元未満株の注文タイミングのコツ
単元未満は指値で購入が出来ません。
午前の始値か、午後の始値でしか約定されないという制約があります。
月曜の始値での約定は避ける
約定のタイミングとして、月曜の午前の始値は避けるようにしています。
理由は、月曜の始値は値段が大きく動くことがあり、予想外の値段で約定するのを避けるためです。
週末に出たニュース等の影響で値段が動きやすいタイミングです。
お勧めのタイミングは午後の始値
SBI証券の場合、午後の始値で約定されるように注文しておけば、午前の始値を見て注文をキャンセルする事も出来ます。(単元未満株の注文可能時間帯ならキャンセル出来ます)
午前の値動きをみて、あまりに上げ過ぎていると感じたら、その日は買い注文をキャンセルする場合もあります。
値動きの予想のために米国市場・ドル/円をチェック
前日の米国市場が堅調であったり、円安になると、日経平均も上がる事が多いです。
このため、米国市場やドル/円の動きは、その日の日経平均の方向感を予測する材料に出来ます。
決算等のタイミングは避ける
決算等のタイミングは大きく値が動く可能性があります。
大きく値が動いて、思わぬ値段で約定する事を避けるために、決算等のタイミングで売買するのは避ける様にしています。
単元未満株で手数料を抑えるコツ
単元未満株は単元で株を売買するよりも割高な手数料が取られます。
手数料が割高にならないために注意している点を紹介します。
約定代金が1万円以上になる様に株数を計算して注文する
SBI証券の場合だと、単元未満株にかかる手数料は1注文につき以下のルールです。
・約定代金の 0.5%+税
・手数料が 50円+税 未満の場合、最低手数料の 50円+税 になる
例えば、1000円分の単元未満株を買うと 50円+税の手数料、つまり 5%+税 と手数料が割高になります。
単元株価が高すぎる株は避ける
SBI証券で、以下の方法で同じ金額分の株を購入した場合の手数料を比較します。
- 単元で一括購入した場合
- 1万円分ずつ単元未満株で購入した場合
購入金額 | 単元で一括購入 | 1万円分ずつ単元未満株で購入 |
5万円 | 50円+税 | 250円+税 |
10万円 | 90円+税 | 500円+税 |
20万円 | 105円+税 | 1000円+税 |
50万円 | 250円+税 | 2500円+税 |
100万円 | 487円+税 | 5000円+税 |
150万円 | 582円+税 | 7500円+税 |
3000万円 | 921円+税 | 15万円+税 |
単元の株価が20万円を超えた辺りから、手数料の差額が1000円を超える計算になります。
株で利益を出すだけでも難しいのに、手数料が高くなるとさらに利益を出すのが難しくなります。
このため、あまりに値段の高い株を単元未満株で買うのはお勧め出来ません。
取引手数料無料の証券会社を使う
証券会社の中で、マネックス証券というところは、単元未満株を手数料無料で取引する事ができます。
他の証券会社だと、例えば年間30万円ほど単元未満株を買うと、手数料は1650円程かかります。
単元株未満株を中心に取引される人にはマネックス証券がお勧めです。
まとめ
私が単元未満株を取引きする上で注意している事をまとめると以下です。
- 午後の始値で約定する様に注文を出す
- 米国市場、ドル円、午前の値動きを見て、注文を残すか、キャンセルするか決める
- 決算のタイミングでの売買は避ける
- 株価が高い株はなるべく狙わない
注意点を書きましたが、個別銘柄を少ない資金でリスク分散して投資する方法として、単元未満株という方法は良い方法であると考えています。
以上
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