多くの投資家から伊藤忠商事に関心が寄せられています。
配当利回りの高さや、大手企業としての安定性などから人気の様です。
私は商社にはあまり縁が無いため、後学のため、本記事にて伊藤忠商事についまとめさせて頂きます。
伊藤忠商事とはどんな会社か
- 総合商社・大手7社のうちの1つ
- かつては伊藤忠財閥(繊維財閥)の中核企業であった
- 非資源No.1で、食料・住環境・機械・金融・情報などに強味
伊藤忠商事は、以下の様に我々の生活になじみ深い企業です。
- 果物、ジュースで有名なDole社の一部事業を買収している
- ミネラルウォーターのEvianの日本国内の独占販売権を持つ
- コンビニの「ファミマ」を傘下に持つ
上記の例の様に、非資源No.1であり、我々に身近な生活消費財も扱っています。
生活消費財関連は不況時でも需要はそれ程落ち込まないため、安定性が見込まれます。
商社の中では、配当狙いの長期投資には向いているのではないか、と考える事も出来ます。
伊藤忠商事のここ数年の株価と利益
伊藤忠商事のここ数年の株価です。
続いて、一株あたりの利益です。
ここ数年で見ると、株価も一株当たりの利益も綺麗に上昇しています。
要因としては、手掛ける各事業が全体的に好調だった様ですが、「特に石炭・鉄鉱石事業」、「欧州タイヤ関連・天然ゴム関連の事業」が好調だったためです。
株主還元に対する姿勢は?
配当について
ここ数年の配当金の推移です。
一株あたりの利益の上昇と共に、配当金も上昇しています。
2018/12/14終値時点では、配当利回りは 3.67%と高配当銘柄の部類に入ります。
配当性向は「最終利益2000億円までは配当性向20%、2000億円超については同30%を目途に実施」と発表されています。
2017年の純利益が約4000億円だったので、実質的な配当性向は約25%程度です。
他の商社はおおむね30%程度である事を考えると、配当性向は低いです。
自社株買いについて
2018/3には279億円の自社株買いを実施し、2018/12には300億円を上限に自社株買いをすると発表されています。
配当性向には難ありですが、かといって株主軽視という訳でも無いようです。
気になる点:中国(CITIC)への投資が目立つ
CITICとは?
Capital Holdings Limitedの略で、香港を拠点とした投資会社です。
主には、中国の自動車、不動産などに投資しています。
CITICに対し、伊藤忠商事は6000億円も投資しています。
CITICに投資している懸念
米国と中国の貿易摩擦などのリスクがあり、中国経済が失速すれば6000億円の投資リターンが悪化してしまいます。(元々それ程の投資効果はありませんでしたが。)
大手の株は、好材料が出てもそれ程上がらないことが多いのですが、悪材料にはしっかり反応してくる事が多いので、注意が必要です。
終わりに:魅力的な銘柄かどうか?
非資源No.1という事で、安定性に注目したのですが、CITICへの投資が気になります。
長期的に配当を貰う考えで投資するなら、目先に大きなリスクがある会社は避けたいところです。
個人的には、多角経営を行っている会社の分析は複雑で難しいので、あまり手を出したい銘柄ではありません。
投資は自己責任でお願いします。
以上
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