副業解禁の流れでお金について考える機会が増えていませんか?
ただし、お小遣い稼ぎと思って始める副業は不幸への近道かもしれません。
世の中には平均よりも遥かに高い収入を得ながら、幸福でない人もいます。
しかし、「幸せはお金で買えない」という訳ではありません。
例えばですが、あることにお金を使うだけで、収入が2倍になった時と同じくらいの幸福感を味わえる事が分かっています。
お金があるのに不幸になる人がいるのは、お金の使い方に関する知識がなかったからです。
本記事では「幸せをお金で買う 5つの授業」という書籍を基に、「お金」のせいで不幸になる事を避け、どう使えば幸せになれるのかを書かせて頂きます。
副業や投資をする人には必読の本
副業や投資、アルバイトをされる方は特に「お金」について考える時間が多くなっているかと思います。
そうすると、必然、お金から受ける影響も大きくなってしまいます。
「副業・投資をする人には必読の本」と言ったのは、
お金は人に対してどんな影響を与えるかを知る事で、お金と良い関係を気付くことが出来ると考えるからです。
お金には「人を不幸にする悪魔的な力」が2つもある
お金の悪魔的な力
本書の中では、お金が人にどういった心理的な影響を与えるかについて調べた結果が複数書かれています。
その中から、特にお金の負の影響を挙げると以下の2点があります。
- お金の写真を見るだけで人付き合いを軽視する傾向が現れる
- 時給、「時間=お金」と考える様になるとイライラし易くなる
お金を増やすためには、税金・投資・副業等のお金に関する知識を増やす必要があります。
しかし、お金の事ばかり考え過ぎるとお金の悪魔的な力に影響され、決して幸せな人生にはなりません。
副業解禁だが「お金の奴隷」にならない様に注意
最近では、副業解禁の流れがあります。
しかし、副業をやる際には「お金の奴隷」にならないように注意が必要です。
例えば、休日に家族や友人と遊ぶ時間よりも、副業を優先させてしまわない様に気を付けなければいけません。
「1時間あったら、副業がこれだけ出来るのに」等を考える様になったら、お金の奴隷になっていないかを確認して下さい。
人との交流が減り、趣味や芸術を楽しむゆとりを無くしては幸せな人生を送ることは出来ません。
ホセ・ムヒカ氏のスピーチ
「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれた ホセ・ムヒカ氏はスピーチでこんな事を言っていました。
かつて私の仲間たちは8時間労働のために闘い、ついには6時間労働を勝ち取った人もいます。
しかし、そうなったら今度は仕事を2つ持つようになりました。
なぜか?たくさんの支払いがあるからです。
バイクやマイカーのローンを次から次へと支払っているうちに老人になって人生が終わってしまう。
そして問いかけるのです。「これが私の一生だったのかと」
(リオ+20 国連 持続可能な開発会議 での演説より)
まさに、お金の奴隷にならない様にという注意です。
どうすれば幸せになるお金の使い方が出来るか?
本書の中に、誰にでも簡単に出来る、幸せになるお金の使い方が紹介されていました。
それは「寄付」です。
「寄付」について分かっている心理学的な効果
以前、サイモンフレーザー大学の教授によって行われた研究や、ロチェスター大学で行われた研究では次の事が分かっています。
- 他人のためにお金を使うと、文化・貧富の差によらず幸福感を感じる
- たとえ500円程度の少額であっても、他人のために使うと幸福感を感じる
- 自分から進んで他人を支援した場合にのみ幸福感を感じる事が出来る
- 関係性の薄い人よりも関係性の濃い人を支援した場合に、より幸福感を感じる事が出来る
収入が2倍になると同じくらいの幸福感を得るには?
ギャラップ世論調査というアメリカで設立された世論調査機関があります。
この機関の調査で、136か国の人たちに対して行った調査では、
寄付した人々は収入が約2倍になった人達と同程度の幸福感を持っている事が分かりました。
年収を2倍にするのは余程の幸運か、凄まじい努力が必要ですが、幸せになるのは案外と簡単な事です。
マザー・テレサの言葉
かつて、マザー・テレサが来日した際に「世界平和のために何か出来ませんか?」という質問がされました。
マザー・テレサの答えは次の様な物でした。
家に帰って家族を愛しなさい。
お金だけではありませんが、身近な人のために自分の出来る事をする、というのは幸せになるための大事な要素の1つです。
まとめ
お金に関して不幸を避けて幸せになるポイントをまとめると以下です。
- お金について考える時間を極力減らす
- 時間とお金を結び付けて考えるのをやめる
- 少額でも良いので、進んで寄付をしたいと思える先を見つける
- 特に身近な人にお金を使うのを惜しまない
投資ブログを営んでいる者としてはグサグサくる事があります。
皆様もお気を付けください。
以上
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