
紙の本も良いですが、冊数が増えると場所を取ってしまうので、私は電子書籍を買うようにしています。
電子書籍ならスマホでも読めますが、専用の端末を持つと以下のメリットがあります。
- スマホほど画面に顔を近づけないので、目が疲れにくい
- 画面が大きく読みやすい
- 電子書籍リーダーを使う分、スマホのバッテリーを温存できる
これらの点から、電子書籍用の端末を持つことをお勧めしますが、タブレットPCにするか専用の電子書籍リーダーにするかは悩みどころです。
私は色々と調べた結果や使用した感想から、電子書籍リーダーをお勧めします。
本記事では、
- タブレットPCと電子書籍リーダーの違い
- 電子書籍リーダーをお勧めする理由
について書かせて頂きます。
タブレットPCと電子書籍リーダーの違い
画面表示の違い
教科書的に書くと、以下の違いがあります。
- タブレットPC:LEDで画面を発光させる
- 電子書籍リーダー:室内の明かりなどの、反射光を利用する(紙と同じ見え方)
電子書籍リーダーの特徴はe-インク
電子書籍リーダーはe-インクと呼ばれる方式を採用しており、特徴は以下です。
- 紙に近い表示ができる
- 画面の更新スピードが遅い
- 消費電力が少ない
読書をする分には不満を感じませんが、電子書籍リーダーは画面の更新スピードが遅いため動画の再生などには向きません。
ただし、消費電力が少なくて済むので、出張や旅行などで長時間の読書をするのに向いています。
停電した場合や、災害の際に避難所等に行く場合でも、kindleがあればバッテリーの持ちも良いので読書をして暇をつぶすことができます。
ソフトの違い
タブレットPCと電子書籍リーダーは使い勝手も大きく違います。
- タブレットPC:ネットサーフィン、SNS、動画を観たりと色々できる
- 電子書籍リーダー:自社の電子書籍を読む以外はできない
Amazonの製品であるKindleはAmazonの電子書籍しか読めませんし、楽天の製品であるKoboは楽天の電子書籍しか読めません。
このため、電子書籍リーダーを買う際には、どこのお店で電子書籍を買うかも検討する必要があります。
価格の違い
電子書籍リーダは安価なモデルでは1万円以下からあります。
タブレットも激安な物は2万円以下でありますが、信頼できないメーカーであったり、耐久性が著しく悪かったりします。
電子機器類は消耗品であり、バッテリーや記憶領域は使う程に劣化します。また、精密機器であるため、衝撃・振動でも劣化していきます。
タブレットや電子書籍リーダーの様に毎日のように持ち運んで使います。耐久性が悪い製品では長くは使えないため、結果として割高な物になります。
品質の観点から、電子書籍リーダーと同程度の価格で買えるタブレットを購入するのはお勧めしません。
どう考えても、電子書籍しか読めない機械と、動画やネットも観れる機械が同じくらいの値段というのはおかしいです。
それに動画等が観たければスマホもあるので、敢えてタブレットを買う必要はないと考えています。
読書には電子書籍リーダーがお勧めな理由!
睡眠の質を向上させるという観点
私はサラリーマンとして働いているので、平日の自由な時間は朝か夜です。
出来れば、夜中もデジタルな活動を色々とやりたいのですが、睡眠の質を向上させるには就寝前にスマホやタブレットの使用は控えた方がよいといわれています。
強い光を浴びると目が覚めてしまうため、睡眠の質が下がってしまいます。電子書籍リーダーは紙と同じく本体が光る訳では無いので睡眠に優しいです。
電子書籍リーダーの方が読書に集中できる
タブレットPCやスマホでも電子書籍を読むことは出来ますが、読書中についネットサーフィンしたり、SNSなどを見てしまい、時間を浪費してしまう事があります。
この点、電子書籍リーダーは読書しかできないため、読書に集中できます。
私はスマホを持つようになってから、ちょっとした事でスマホをチェックする悪い癖がついてまい、集中力が下がったと感じていました。
情報を遮断して目の前の事に集中するという意味でも電子書籍リーダーはお勧めです。
長時間の読書に適している
電子書籍リーダーの方がバッテリーの持ちがよく、1日30~60分程度の使用なら、一週間くらいは充電しなくても使えます。
読書に集中しているときにバッテリーが切れては困るので、バッテリーの持ちが良いと助かります。
また、重量も電子書籍リーダーの方が軽いため、長時間読書をしていても腕・肩が凝り難いです。
目の疲れが脳の機能を低下させる
最近の研究では、勉強などで集中力が切れるのは脳の疲労ではなく、目の疲労が原因だと言われています。
疲れ目の状態だと、眼球周辺の筋肉がこわばり顔全体の血流が悪くなります。顔全体の血流が悪くなるので、脳の血流が悪くなり、脳の機能も低下してしまいます。
タブレットは長時間見続けると目がかなり疲れます。そんな状態では満足に集中する事ができません。
理解力を高めるにはタブレットより電子書籍リーダーがお勧め
タブレットと電子書籍リーダーの大きな違いに「透過光」か「反射光」かという事があります。
- 透過光:テレビなどの様に、画面の奥にLEDなどがあり、画面を透過してくる光
- 反射光:太陽や蛍光灯などの光が、紙面など何かの物体で反射した光
そして、透過光か反射光かにより、脳の認識能力が異なると言われています。
トッパン・フォームズの調査によると、反射光で物を見た方が認識能力は高まるそうです。
同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレー(透過光)では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレーよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れている (トッパン・フォームズ ニュースリリース より)
理解力を落とさないためには、勉強や読書には反射光を使う電子書籍リーダーをお勧めします。
パソコンなどの画面で何回も資料をチェックして印刷したのに、印刷したとたんにミスに気が付いた経験はないでしょうか?
パソコンの光が透過光であるため、その様な現象が起こるという説もあります。
電子書籍リーダーにKindleを購入した理由
KindleとKoboを比較した結果
電子書籍の販売元の大手としては、楽天ブックスとAmazonがあります。
電子書籍は紙の本と違い、お店によって扱っている商品が若干異なります。
Kindle版の電子書籍はあるけど、Kobo版の電子書籍は無いといった事や、その逆もあります。
個人的な印象ではKindleの方が電子化されている書籍が多く、また価格は同じかKindle版の方が若干安いです。
ただし、Koboは楽天のポイントバックがあるため、キャンペーン等を上手く使えばその分お得に買う事が出来ます。
私はシステムエンジニアをしていますが、仕事関連の本だと時々Koboには無い物があったので、Kindleを選びました。
購入したモデル
Kindleにはいくつか種類がありますが、データ容量が32GbyteのKindle Paperwhiteを購入しました。
PDF等の文書も読めるので、Kindle以外にも過去に自分でスキャンした書籍のPDFを入れるために大き目の容量にしました。もしそれが無ければ8Gbyteにしていました。
漫画等でなければ、4Gbyteでも数千冊を保存可能なので、32Gbyteも要りません。
Kindleの種類と特徴をざっくりと下の表にまとめました。
モデル | 容量 | サイズ | 防水 |
Kindle | 4Gbyte | 6インチ | 無し |
Kindle Paperwhite | 8Gbyte/32Gbyte | 6インチ | 有り |
Kindle Oasis | 8Gbyte/32Gbyte | 7インチ | 有り |
2018年版のKindle Paperwhiteから防水機能もついたので、価格と機能のバランスから、今後購入される方はKindle Paperwhiteがお勧めです。
Kindleの電子書籍にもセールがあります
Koboにはポイントバック等のお得なサービスがありますが、Kindleの電子書籍にも以下の定期的なセールがあります。
上記以外にも「XX出版社の電子書籍セール」といったゲリラ的なセールもあります。
週替わりセールは漫画だけですが、月替わりセールと日替わりセールはビジネス・実用書・資格関連もあります。
面白そうな本が日替わりセールになっていないかチェックするのは日々のささやかな楽しみです。
勿論、スマホアプリなどでも読めるのでKindleを持っていない方にもお勧めです。
楽天Koboに関する余談
忘れ去られてしまっていますが、楽天は電子書籍サービスのKoboを始める前に、Rabooという電子書籍サービスを行っていました。
ですが、2013年にRabooを終了したため、Rabooで購入していた電子書籍はKoboに引き継がれること無く利用終了になりました。(10%程度のポイントバックはあった様ですが。)
こうした点も楽天の電子書籍サービスを利用したくない背景にあります。
おわりに
Kindleを使って半年程経ちますが、買って良かったと思う事は以下です。
- 付箋機能、書籍内検索機能が便利
- 自宅にいても直ぐに書籍を手に入れられる
- 月替わりセールに1,2冊は欲しいと思う本がある
- 何冊も同時に持ち歩ける
- 収納に困らない
また、上でも書きましたが、読書しかできないという事が、読書の効率を高める事にも役立ってくれています。
ついSNSやネットサーフィンをしてしまうという人には特にお勧めです。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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