情報処理技術者試験の高度区分に挑戦したいんだけど、何がお勧め?
高度区分を受けるなら、断然「プロジェクトマネージャ」がお勧めです!
「高度情報処理技術者試験」はIPAが実施する情報処理技術者試験の最難関区分(レベル4)の国家試験です。
レベル4の試験は全部で9種類あり、データベースやネットワークなど専門領域に特化した試験になっています。
9区分もあるとどれを受けようか迷う方もいると思います。
本記事では、SEとして働いて9年目の私が、どの区分がお勧めかについてかとその理由を書かせて頂きます。
高度情報処理技術者試験の区分について
高度情報処理技術者試験は、大きくは「スペシャリスト系」と「論文系」に分かれます。
スペシャリスト系
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・エンベデッドシステムスペシャリスト
・情報処理安全確保支援士 (正確には高度区分ではありませんが、難易度としては高度区分と同等)
論文系
・ITストラテジスト
・システムアーキテクト
・プロジェクトマネージャ
・ITサービスマネージャ
・システム監査技術者
IT系の方は技術が好きな方が多いせいか、受験者数でみるとスペシャリスト系の試験を受験する人の方が多いです。
何か高度情報を取りたい人にはプロジェクトマネージャがお勧め!
高度情報を受けたいけど、どれを受ければ良いか迷われている方にはプロジェクトマネージャ試験をお勧めします。
実際に私も取得しましたが、SEならどんな立場の人でも勉強しておいて損はないと感じています。
マネジメント系のスキルはどの分野でも必要とされる
仕事を進める上では、予算があって期限があるというのが普通です。
そうした、どの仕事にも共通して必要になるのがマネジメントです。
社員のマネジメント能力を向上させるために、ほとんどの企業でお金をかけてマネジメント研修を行っている事からも、マネジメントスキルの需要が高いという事が分かります。
また、マネジメントのスキルを要する仕事は多いため、仮に、異分野に転職する事になった際にも役に立ちます。
マネジメントスキルの威力
「剣は一人の敵なり、学ぶに足らず。 万人の敵を学ばん。」という言葉をご存知でしょうか?
中国の武将で、西楚の覇王と呼ばれた項羽という人物が、子供の頃に言ったとされる台詞です。
テクニカル系の知識も言ってみれば剣です。マネジメントはいわば兵法です。
マネジメント能力のある人物は、複数の人をまとめる事でより大きな事ができます。
企業からの需要が高いのも、腕の良いマネージャーがいれば、より多くの利益を出せるからです。
マネージャー以外にもマネジメントのスキルが必要な理由
プロジェクトマネジメントのスキルは、マネジメントされる側も身につけておくべきスキルです。
理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は、マネージャー1人では能力の限界があるためです。
プロジェクトチームが大きくなるにつれ、マネージャー1人では目が届かない部分が増えてきます。
そうなった時、プロジェクトの失敗を防ぐには、メンバーの1人1人が必要に応じてマネージャーに相談や提案をしていく必要があります。
2つ目の理由は自分の身を守るためです。
マネジメントが失敗した場合、現場の担当に残業、休日出勤などでしわ寄せが来る場合もあります。
後々に、悲惨な目に会わないためにも、マネジメントが適切に行われているかの確認はした方が良いです。
マネジメントの知識や考え方は一度取得するとずっと使えるので、先々の事を考えるとお勧めの資格です。
そうは言っても論文試験なんて出来る気がしない……?
システムエンジニアをされている方には文書を書くのが苦手な人も少なくないと思います。
私も正直、文書を書くことに苦手意識が強かったです。
ですが、1冊の本を読んだ事で「本当はそれ程難しくないのでは?」と思う事ができました。
受験を考えている方は以下の本をお勧めします。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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