Linuxについて勉強しようと思っても、参考書がつまらなかったり、イメージし難かったりで挫折してしまった人も多いのではないでしょうか?
Linuxを勉強するなら、コマンドを覚えるだけに力を注ぐのは勿体ないです!
Linuxの勉強をする際、間違った方向(コマンドを覚えることだけを頑張る方向)に進む人もいますが、それは英語の勉強で英単語ばかり覚えるのと同じようなものです。
実は私もかつてLinuxの勉強のためにLPICでも受けようかと思い、テキストを買ったものの、挫折してしまった経験があります。
気合いを入れて、分厚いテキストでコマンドを覚えようとして…
勉強するなら、コマンドだけでなく、体系的な知識を身に付けておいた方が、色々な場面で応用が効きます。
この記事では、実際に仕事でLinuxを使っている私が、最初に読むならこれだと考える本を紹介させて頂きます。
Linuxの基本的な事からの解説・イラストによる解説が分かりやすい
本書は以下の様な人を対象にしており、LPICの対策として基礎から勉強したいという人にもお勧めです。
- そもそもLinuxとは何かから教えて欲しい人
- Windowsについてもあまり詳しくない人
「Linuxコマンド」とありますが、コマンド解説だけでなく、Linuxの基礎の基礎から解説してくれています。
Linuxをただ使っているだけの場合の弊害
私はずっとWindowsを使っていて、就職してからLinuxを覚えました。
Linuxを使いながら覚えて行くと、代表的なコマンド(cd や cp 等)は覚えられるのですが、それ以上のことはなかなか身に付きません。
具体的には、ディストリビューションは何か、権限の確認・変更といった設定周りの知識が疎かになりがちです。
本書をお勧めできる理由
本書では、Linuxの全体的な所から解説してくれているので、そもそもLinuxにはどんな種類があるのかといった基本的な事から学ぶことができます。
初心者の方に本書をお勧めできると思うポイントは以下です。
- Linuxのコマンドだけでなく、基本的な事を広く浅く解説してくれている(例えば、ディストリビューション、プロセス、ジョブ、グループ、パーミッション等)
- シェルやパイプコマンドのテクニック等、覚えておくと便利な技も解説してくれている
- Linuxの本はつまらない物が多いが、漫画なので最後まで読み通せる
勉強するなら若手のうちがお勧め!
IT系の仕事である程度ポジションが上がっていくと、次に導入するシステムのOSは何にするか?といったことの検討もする様になります。
そこまで行かないまでも、システムの設定を変更することもあります。
ベテランになってくると、Linuxの基本は知っているのが前提で、マネジメントのスキルや他の高度なスキルを求められるようになってきます。
このため、基礎スキルは若手の内くらいしか勉強する時間がとれません。
後で後悔しないために、早めに勉強しておくことをお勧めします。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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