地方銀行に注目すべし!統合・合併を利用した株式投資術

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経緯

一部の方はご存知でしょうが、あるブログにて「何とかという人がチョメチョメという株を仕込んでいる」という話がありました。
仕込みが終わったため、ヒント、というかちょっと調べればわかる、ほぼ回答がブログに記載されていました。

ヒントの内容

ヒントを抜粋すると以下です。
・関西で統合される地銀3行のうちのどれか
・大阪の地銀ではない

ヒントから調べると

統合する関西の地銀というのは以下の3つです。

①近畿大阪銀行

非上場です。

②関西アーバン銀行

東証一部に上場しています。
関西・関西さわやか銀の合併で誕生した銀行で、
本店所在地は大阪です。

③みなと銀行

東証一部に上場しています。
兵庫県地盤の銀行です。

①~③を総合すると、必然的に③のみなと銀行ということになります。
(ご親切なヒントをどうも有難うございます。)

統合すると株はどうなるか?

株式交換比率は、新会社「1」に対して、関西アーバン銀行「1.60」、みなと銀行「2.37」です。

つまり、
みなと銀行の株(1株) = 新会社の株(2.37株)
関西アーバン銀行の株(1株) = 新会社の株(1.60株)
という式になります。

これで行くと、
みなと銀行の株価 = 関西アーバン銀行の株価 ×(2.37 ÷ 1.60)
となります。

現在の株価について

2/21の終値では、株価は以下です。
関西アーバン銀行の株価:1419.00円
みなと銀行の株価   :2103.00円

某氏がなぜ「みなと銀行」の株を狙っていたかと言うと、

時価総額 ÷ 株式数

の計算により、株価の割安度を計った所、非上場の企業がかなり割安であるため、統合後の銀行株も割安となるからだそうです。

「みなと銀行の株」と「統合後の株」のレート上、みなと銀行の株も割安と判断したたため、買われたという事です。

ポイントとしては以下です。

  • 合併の際に非上場の企業がある
  • 合併後の株式数、会社の純資産(合計)を調べる
  • (合併後の会社の合計資産)÷ (合併後の株式数) で理論株価を算出
  • 株式の交換レート、算出した理論株価と現在の株価を比較する

ただし、教えて頂いた頃には、機関の買いもあったらしく、今から買うのは微妙でした。

所感

正直、マイナス金利、フィンテックで地方銀行なんてオワコンだと思って完全にノーチェックでした。
「人の行く裏に道あり花の山」という格言の通り、オワコンだと思っている分野でもよく観察・分析する必要があるようです。

株の投資歴が浅い私としては、こういう儲け方もあるのだな、と勉強になる点ではありました。

確かにこの情報を持っていると、いくらで買うかが決まってしまうため、人には教えたくないでしょうね。まあ、儲かる株なんて自分で地道に探せということでしょう。

今後は地方銀行は生き残りのために統廃合が予想されます。似たような統合がないかは要チェックですね。

 

(株式投資は自己責任でお願いします!)

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