【株・銘柄分析】学究社を買いました

 

先日、「学究社」の株を取得しました。

本記事では、なぜ学究社の株を取得したかを書かせて頂きます。

 

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学究社とはどんな会社?

先ずは、事業内容や特色について簡単に書きます。

  • 主力事業は学習塾の経営
  • 東京を中心に教室を展開
  • 中学受験で「都立中高一貫校」の受験に強味

都立中高一貫校の合格者の約半数が、学究社の運営する「ena」という学習塾の出身だそうです。

 

学究社の強みである「都立中高一貫校」対策に注目する理由

前置き:塾業界への懸念

基本的には、少子化のため、塾業界への投資は避けた方が無難な気はします。

都立中高一貫校の学校数が今後劇的に増える見込みはありません。

倍率自体も3倍程度で推移しており、受験者の大幅な増加も見込むのは難しいかもしれません。

 

都立中高一貫校の独特の入学試験

都立中高一貫校では「適正検査」と呼ばれる試験が行われます。

この「適正検査」は、他の中学入試と大きく異なっています。

教育業界の中では、受験のテクニックや単なる詰め込みでは対応不能で、対策を行うのは相当に困難であるとされていました。

「ena」は適性検査に合格するためのカリキュラムを作成し、合格者の約半数をenaの卒業生で占める様になっています。

実績から、enaはニッチな分野でポジションを確立していると言えます。

ただし、逆に言うと、適性検査の対策を重点的に行ってきた子供は、他の傾向の問題(私立中学の入試)だと不利になるというデメリットがあります。

 

都立中高一貫校が周辺の私立中学に与える影響

受験業界では、「優秀な生徒」の獲得が重要な課題です。

優秀な生徒が入学し、良い所に進学してくれれば、入学希望者が増えるからです。

私立中学でも優秀な生徒の獲得が課題になっています。

一部の超人気校以外では、どの様にして優秀な生徒を獲得するかが課題になっています。

そこで、目を付けたのが、都立中高一貫校の受験者です。

都立中高一貫校は学費の安さや、進学実績から一定の人気があります。

しかし、都立中高一貫校は独自性の強い試験(適性検査)を行います。

このため、都立中高一貫校を受験して駄目だった場合に、他の私立中学を受験しようとしても、適性検査とは全く別の対策が必要になってしまいます。

つまりは、潰しが効かないという事です。

そこで、一部の私立中学では、入試問題を適性検査に寄せる事で、都立中高一貫校の学習をしてきた生徒を、自校に誘導する方針を取っています。

適性検査の様な試験を実施する私立中学が増えれば、増々、enaの需要が高まると予測出来ます。

 

センター試験も適性検査に似た形式に変わる

2021年からセンター試験は「大学入学共通テスト」に変更されます。

朝日新聞の記事では、この大学入学共通テストで検討されている問題が、適性検査に類似した問題であると報じられています。

「大学入学共通テスト」の試行調査(プレテスト)の問題を見て、都立桜修館中等教育学校の鳥屋尾(とやお)史郎校長は驚いた。「適性検査とほとんど同じような形式の問題。そっくりで見たことがあるなと思った」

朝日新聞記事 「適性検査」考える力問い13年

日本の教育産業の最大の目標は「難関大への合格」です。(良いか悪いかは置いておいて)

全国的に、中学入試が「大学入学共通テスト」を意識して作られる様になれば、enaの適性検査に対するノウハウを利用できる場面が増えると考えらえます。

もしかしたら全国展開も有りうる、と考えられます。(夢を見過ぎでしょうか。)

 

おまけ

以下、学究社の株式に関する情報です。(2019/1/15終値時点)

株価1440円
1株配当60円(利回り:4.17%)
PER15.32
PBR4.05
ROE32.2%
ROA17.3%

 

2018年の終わりごろから、あまりに株価が下げているのが気になります。

何か不穏な動きがないと良いのですが。。。

今の所は、もう1,2年ホールドして様子を見ようと考えていますが、悪いニュースが出た場合は迷わず売ります。

 

 

投資は自己責任でお願いします。

以上

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