ウォーレン・バフェットの投資法に興味はありませんか?
「千年投資の公理」という書籍で紹介されている「経済的な掘」とは、バフェット氏の経営する”バークシャー・ハサウェイ”の年次報告書にて説明されていた概念です。
投資の神様のバフェット氏の考えを参考にしたい方にお勧めの書籍です。
本記事では、本書に関連して以下を書かせて頂きます。
- 「千年投資の公理」の簡単な概要
- 「千年投資の公理」から投資に取り込みたい事
「千年投資の公理」の簡単な概要
簡単な内容の紹介
「千年投資の公理」では、以下について書かれています。
- なぜ経済的な掘が重要か?
- 経済的な掘りの例
- 経済的な堀の見つけ方
「経済的な堀」とは簡単に言うと以下の様な物です。
- 競合企業が真似し難い強み
- 消費者が自社の商品・サービスを継続的に利用する(したくなる・せざるを得ない)理由
「経済的な堀」のある企業の例
恐らく、センスのある投資家の方なら自然に「経済的な堀」のある企業に投資しているかと思います。
例えば、iphoneの利用者は、機種変更の際にまたiphoneを購入する割合が多く、一度iphoneにすると継続的にiphoneを使い続ける人が多いです。
乗り換える手間(コスト)が大きい事も「経済的な堀」の1つであり、Appleは経済的な堀を持っていると言えます。
「千年投資の公理」から投資に取り込みたい事
経済的な堀のある企業を見つけるのは難しくはないが…
上でも書きましたが、「経済的な堀」のある企業の例には、Apple、VISA等があります。
「経済的な堀」のある企業は、他社に比べて有利な特徴を持っているため、企業として成功し、有名な企業になっている場合が多いです。
このため、投資家から注目される企業であるため、株を買って利益を出すと言うのは難しいのではないかと考えます。
待つのが肝心
「経済的な堀」のある企業が優秀な企業である事は間違いありませんが、注目企業であり、そう簡単には割安な株価にはなりません。
この様な株を買うには以下のタイミングを待つのが良いです。
- 何か事故があり株価が一時的に下がる
- 相場全体が悲観的になり、つられて株価が下がる
暴落を待つか、ドルコスト平均法を使って積立て投資をしていくかが良いと考えます。
特に、暴落に備えるというのは、優良企業を安く買うためには鉄則であると考えます。
平時に、割安な優良企業を見つけようとするのは、道にお金が落ちていないか探すのにも似た行為だと思います。
重視したい指標「ROE」「ROA」「ROC」「ROIC」
本書でも触れられていましたが、「経済的な堀」のある企業は優秀な企業です。
このため、企業の資金を効率的に使えている事を計る指標である、ROE、ROA、ROC、ROIC等を確認すれば、「経済的な堀」があるか否かを判定する基準の1つに出来ます。
ビジネスモデルを企業毎に精査するのは時間がかかるため、まずは指標を使ってスクリーニングし、その中から気になる企業を分析するのが効率的です。
これまでは、PER等の割安さを示す指標に目が行きがちでしたが、まずはROE等の指標をチェックする方針を考えています。
以上
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