「脳を鍛えるには運動しかない」という本はタイトルを見て気になっていた本の1つです。
値段が少し高いな…と思って、買うのをためらっていたのですが、
メンタリストのDaiGoさんが「この本を読んで運動を始めた」
と言われていたのを聞いて購入する事にしました。
読んだ結果…
ガッツリ影響を受け、日に30分程度の有酸素運動を始めました。
感想としては「頭を良くするために、めちゃくちゃ体を動かしくなりました!」です。
凡才な私は子供の頃から、「どうやったら頭が良くなるか?」を人一倍考えていました。
色々と実践した結果、難関校の1つである京都大学に入学・卒業できました。
そんな私が「脳を鍛えるには運動しかない」という本は京大卒から観てどうか?という点で、本書をレビューさせて頂きます!
運動という自己投資について
なぜ脳に投資しないのか?
脳への投資というと、キャリアアップのためと捉えられる事が多いです。
そうではなく、人生100年時代を充実させるには、老年になっても明晰な認知能力、記憶力がある事が大事だと考えています。
「老後のお金」の事を心配する人は多いですが、「脳への投資」も積極的に行うべきではないでしょうか?
折角長生きしても、認知症になってしまうとQOLは下がってしまいます。
なぜ健康(運動)に投資しないのか?
私は高校に進学したタイミングで運動をやめ、最近は仕事が忙しくて運動を止めていました。
本書でも書かれていましたが、やった方が良いと知っているのに、忙しくなると切り捨てられるのが「運動」です。
忙しいなら、なおさら体力が必要ではありませんか?
運動には健康増進、メンタルの調整、脳を鍛える効果もあり、一石三鳥の効果がある投資です。
将来、楽に生きて行く仕組み造りの1つとして、運動をしないのは勿体ないのではないでしょうか?
運動と成績は関係するか?
本書での見解
本書(脳を鍛えるには運動しかない)では、明確に、運動をした方が成績が上がると述べられています。
運動をすると脳で新しい細胞が活発に生まれ、さらに学習を通じて新しい細胞を定着させる事が出来る、といった事が書かれています。
(学習をしないと、生まれた脳細胞も役に立たず消滅するそうです。)
0時間目に体育の授業を導入し、成績アップに成功した学校の話も紹介されていました。
京大受験に運動は有効だったか?
私個人の話ですが、運動している頃の方が成績の伸びは良かったです。
特に、ジョギングが好きで、中学生の頃、休日は毎朝6時半に起きて5㎞程を走っていました。
平日は、学校までの2km程を走って通学していました。
運動が脳に良いと知っていた訳では無く、理由は以下です。
- 単純にタイムが縮むと嬉しいから
- 根性を鍛えるにはジョギングが良いと思っていたから
- 走ると何となく爽やかな気持ちになれるから
狙ったわけではありませんが、有酸素運動に取り組み、脳に良い影響を与えていたようです。
逆に、高校に入学し、バス・電車が主な移動手段になってからは、勉強に対する集中力が低下したと感じる様になりました。
運動を全くしなくなった高3の時にはメンタルの調子を崩してしまい、一浪しての合格となってしまいました。もし、定期的な運動をしていれば、もう少し楽に合格できたかもしれません。
成績アップのためにどんな運動を実践すべきか?
本書でお勧めしていた運動
本書で一貫して勧めていたのは「30分以上継続する、ややキツイと感じる有酸素運動」です。
さらには、武術やテニスなどの、「運動しながらも注意力を使う運動」が脳に良いとされていました。
ただし、ウォーキング程度の軽い運動でも、何もしないよりは大分マシという事でした。
テニスや武術は私もお勧めです
私は中学の頃、テニス部に所属しており、ほぼ毎日練習していました。
私の成績が大幅に伸びたのは中学生の頃なので、テニスの効果もあったのかもしれません。
因みにですが、私の兄も京大卒ですが、テニス部でした。
大学の研究室の教授も、趣味がテニスでした。
准教授は、少林寺拳法が趣味でした。
研究室の同期は5人おり、私以外の4人は高校時代には、テニス・卓球・バドミントンのどれかをやっていました。
少ないサンプルですが、こうしてみると、武術やテニス(に類するスポーツ)が脳の発達に影響を与えている可能性は高いかもしれません。
筋トレは脳の発達に有効?
本書は有酸素運動に関する記述が主でしたが、少しだけ無酸素運動に関する記述がありました。
(心拍数が無酸素運動の時のそれに達すると、)下垂体からヒト成長ホルモン(HGH)が放出される。それは不老を研究する人々が若返りの泉と呼ぶものだ。血中に自然に分泌されるHGHの量は加齢とともに減少し、…(中略)…
HGHは腕のいいエンジニアで、腹部の脂肪を燃焼させ、筋肉繊維の層を作り、脳の容量を増やしている。研究者は、HGHには加齢による脳の減少を逆行させる力があると考えている。
無酸素運動に分類される筋力トレーニングも、脳への良い効果があるだけでなく、若返りやウエストを絞る、といった効果が期待できる様です。
つまりは、「筋トレしよう!」という事ですね。
運動で脳を鍛えれば様々な不調の解消に役立ちます!
運動のメリットは成績向上だけじゃない!
本書の中では、成績だけでなく、以下の症状に対する運動の効果も書かれています。
- 依存症
- PMS
- うつ病
- ADHD
- 老化
何か精神的な不安・身体的な症状で悩まれている方も、本書を一読される事をお勧めします。
私の身近な女性がPMSで悩んでいたので、本書を片手に、運動をするとどういうメリットがあるのかを熱弁してしまいました。
人に運動を勧める材料としてどうぞ
本書を読めば、運動は我々にとって必要不可欠なものである事が分かります。
もし、身近な人がPMSや加齢による衰えを感じているなら、本書で得た知識を教えてあげて下さい。
「運動した方が良いよ」と言われるだけでは、実際に運動を始める人は少ないでしょう。
ですが、「運動をする」だけで、頭が良くなり、体が若返り、様々な不調を解消してくれると知ったら、運動のモチベーションがモリモリ湧いてくるはずです。
「脳を鍛えるには運動しかない」は読む興奮剤です!
終わりに
私は、筋トレやストレッチならば定期的に取り組んでいましたが、本書を読んで「有酸素運動の効果は凄すぎる!」と思い、早速ジムに入会して来ました。(半年以上継続中です!)
少々、値の張る本ですが、これを読んでジムに通うようになり、生活も体つきも変わりました。
ついでに、私の両親や身近な人にも本書と運動をする事のメリットをお勧めしておきました。
運動をすれば健康や脳への投資が出来ます。
そして長生きすればする程、その恩恵を受ける期間は長くなります。
控えめに言っても、効率の良すぎる投資では無いでしょうか。
私は手軽・効率の良さを求めて、踏み台昇降をしながらの読書をしています。
ご参考になりましたら幸いです。
以上です
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