システムエンジニアはストレスが多そうな職業だとお考えでは無いでしょうか?
私もシステムエンジニアの1人ですが、その考えに異論はありません。(毛ほどもありません!※ストレスで毛が無くなったという意味では無いです。)
もう少しで勤続10年ですが、本当に色々なストレスがありました…
本記事では、システムエンジニアのストレスに関して以下を書かせて頂きました。
- システムエンジニアの仕事ではどんなストレスを受けるか
- ストレスの原因に対する対策
コミュニケーションのストレス
システムエンジニアの仕事はずっとPCに向かっている訳ではなく、打ち合わせも多いです。
1つのシステムやソフトウエアを大勢で作る事も多いので、色々な人とコミュニケーションを取る必要があります。
そうなると、コミュニケーションのストレスが発生します。
話が噛み合わない事のストレス
コミュニケーションのストレスでも多いのが、話が通じない場合のストレスです。
お互い様なのでしょうが、話が通じなくて困ることも結構あります…
話が通じない場合に気を付けたいのは以下のポイントです。
- 空中戦を長々と展開していないか
- 一方が沢山しゃべり過ぎていないか
空中戦とは、ホワイトボードなどを使わず、口頭だけで延々と話をする事です。
話が長くなったり、複雑な内容の場合、口頭だけの説明で理解するのは難しいです。また、後で振り返って忘れてしまう事もあります。
ホワイトボードに図を描くなどして、お互いの認識をしっかり合わせる事で、誤解を防ぐ事ができます。
口頭だけだと結構伝わっていない物です。
また、一方が長々としゃべっていると、聞いてる方の集中力も切れてしまいます。
話が長すぎる場合は、適宜「それは~という事ですね?」等の確認や質問を入れて、一旦整理することも有効です。
仕事中に話しかけられる
時間の豊かさに関する調査で、集中して1つの仕事中に取り組めるかどうかは幸福度に大きな影響を与える事が分かっています。
1つのタスクに集中させて生産性・幸福度を上げるという取り組みは、実際の企業でも行われています。
PCパーツ(CPU)で有名なインテルでは、ある従業員たちには火曜日の4時間の間だけは、メールと電話を遮断しても良いというルールを与えています。
流石はIT系のトップ企業です。でも、うちの会社だと難しいです。
他の人から相談されたり、質問されるのは仕方がない部分はあります。
可能なら朝早く出社したり、勤務時間をずらして自分だけの作業時間を確保する事をお勧めします。
実際に、私のチームのリーダーも早めに出勤して自分だけの時間を確保する事をしています。
他にもコミュニケーションのストレスを減らすためには、日頃から仲良くしておくという点も効果的です!
理不尽な状況から来るストレス
残念ながら、理屈としておかしい要求を当然の如くしてくる人もいます。
具体的にはどんな理不尽さかを以下に書きます。
無理って分かってて言ってません?という事も結構あります…
作業期間の見積もりを提示しても、それより短い期限を押し付けられる
システムエンジニアの仕事では、普通は、仕事の開始時に工程表の作成を依頼されます。
設計書を書いて、コードを作り、動作確認の試験にどのくらいかかるかの計画表を作ります。
機能の複雑さや、過去の実績を基に見積もりを行うのですが、見積もった結果から作成した計画表より短い期限を厳守しろと言われる事も多いです。
人件費を抑えるために、見積もり工数の圧縮を迫られるのはありがちです…
そうした場合、真面目に対応していると残業時間が大変な事になってしまいます。
破綻する計画のまま作業を進めても仕方がないので、できれば以下の対応をすべきです。
- 作業スコープを必要最小限に絞る
- ヘルプの人員を求める
どうしても調整が無理な場合は、頑張っている風は見せて諦めるしかないです。
途中で要求が変わる、要求がなかなか固まらない
これも良くあるのですが、作成している途中で要求が変わったり、なかなか要求を確定してもらえない場合があります。
取るべき対応としては以下の様な物があります。
- 何月何日までに要求を固めて貰えないと納期を守れないという宣言をする
- 開発を分け、別バージョンとしての実装にしてもらう
仕事としてやっているので、大人な対応を心がけるしかありません。。
納期から来るストレス
システムエンジニアの業界では、短納期化が進んでいるため、以前よりもタイトなスケジュールで仕事をする事が多くなっています。
このため納期のプレッシャーも大きく、ストレスの原因となっています。
締め切りのプレッシャー
時間がないと思うほど、焦りから作業効率が落ち余計に時間が無くなってしまいます。
焦ってしまうと、普段はやらないミスをしやすくなり、効率も落ちます。
精神論的な話ですが、意外と効果があるのが「時間はある」と自分に言い聞かせる事です。
そして、「この30分だけは下準備に専念しよう」という様に時間を区切って1つの作業に専念する事で焦りの感覚を和らげる事ができます。
残業が増える
納期を守るために、残業をしなければならない時もあります。
残業が続けば自分の時間が減ってしまい、ストレスの原因になります。
残業が多い状況でも、リフレッシュのための15分休憩は取るためにしたり、残業代を励みに頑張るといった方法があります。
リフレッシュ中のスマホはNGです!自然の中を散歩したりするのが効果が高いそうです。
ストレス耐性を根本的に高めるためには?
細かいことを上げ始めると、ストレスの原因は他にも沢山でてきます。
大きなストレスには個別の対策を取るのも重要ですが、そもそものストレス耐性を上げるというのも有効です。
実は我々は知らないうちにストレスに対する誤解を持っており、その誤解のせいでストレスのダメージを悪化させてしまっています。
以下で紹介する書籍では、そうしたストレスに対する誤解を解き、ストレスと上手く付き合っていく方法について科学的に解説してくれています。
最初はタダの啓発本だと思っていましたが、科学的なエビデンスに基づく実用的な本です!
ご参考になる部分がありましたら幸いです。
以上
コメント