私はSEとして働いてもう直ぐ10年になる者です。今でこそ休日も勉強していますが、昔は下の様な考えから勉強なんてしていませんでした。
- 勉強してもどうせ給料が上がる訳じゃない
- 転職する気もないし、勉強する必要もない
- 所詮は会社に使われる身だし、無償でスキルアップするのが馬鹿らしい
正直なところ、サラリーマンで休日にまで勉強する人は、無駄な努力を積み重ねる馬鹿なのかとすら思っていました。(お気を悪くされたら申し訳御座いません)
そんな私が勉強をする様になった理由は、別に出世や転職のため、という訳ではありません。(結果的に給与アップや転職に役立つかもしれませんが)
意識の高い系の発言になってしまいますが、
- 勉強した方が良いと考える理由
- 勉強すべき分野
について書かせて頂きます!
昇給や転職以外に、社会人が勉強するべき理由
勉強しないと仕事で○○ができない
上の「○○」とは「提案」です。
凄く才能がある人なら、勉強をしなくても仕事に関して提案ができるかもしれません。
ですが残念ながら、私には仕事で役に立つようなアイデアを狙って出すのは無理です。
勉強せずに出せるアイデアは、言ってみれば誰でも出せるアイデアです。
誰でも出せるものなら、既に誰かが出してしまっていて、これから別の新しいアイデアを出すのは厳しいです。
ただし、凡庸な私でも、人より多くの情報を吸収していれば、話は別です。
考えるためのネタが豊富にある訳ですから、何も無いよりはアイデアを思いつきやすいはずです。
ホリエモンも「俺が新しいアイデアを思いつくのは、お前らとは吸収している情報量の桁が違うからだ」と言っています。
なぜ「提案」が必要か?
「提案」しない仕事というのは、誰かの指示を形にするだけの作業です。
人から言われた事だけやっていても、仕事に満足感や楽しさを見つけるのは難しく無いですか?
仕事にやりがいを感じたり、楽しさを感じるためには、自分で考えて動くのが不可欠だと思っています。
自分の考えて動いた結果が、人から認められればやりがいを感じない訳がないです。
私はどうせ働くなら、なるべく楽しんでやりたいです。そのための投資として勉強をしています。
いわゆる職業の道楽化です。
年収アップのためにも勉強をした方がよい理由
年収アップに一番効くのは転職
年収アップのためには自社にとどまるより、転職によりキャリアップ・自分の経験をより高く評価してくれる企業に転職するのが近道です。
資格の勉強より、少しでも若いうちに転職した方が良いという意見もあります。
ただ、転職したら転職先で成果を出すために、何かの勉強に取り組む必要があります。
転職先で役立つスキルを身に着けるためにも、今から勉強しておいて損はないです。
また、転職の面接等でも、転職してから勉強する人より、すでに勉強を始めている人の方が高い評価を得ることができます。
このため、年収アップを狙うなら勉強をしておくとプラスになります。
転職による年収アップに興味がある人は、dodaの以下のサイトをご参考にどうぞ。
転職するとどの程度の年収になるかを予測してくれるサービスです。
(年収査定サービスには、無料会員登録が必要ですが、3分程あれば登録できるのでよろしければどうぞ。)
何を勉強するべきか
お勧めしない分野:自己啓発系
自己啓発系の本、最近だと「お金の自己啓発系の本」には注意した方が良いと考えています。
税金等の知識を身に付けるのは良いですが、特に「経済的自由人」といった用語には注意した方が良いです。
経済的自由人とは、簡単に言うと、充分な資産、不動産や株などからの収益があり、お金のために働かなくても良い人の事です。
お金の自己啓発系の本で有名なものには「金持ち父さん貧乏父さん」というのがあります。
この本には、
「頑張ってサラリーマンをやっても金持ちにはなれないから、不動産や株や特許などの自分が働かなくてもお金が入ってくる物を増やそう!」
といった事が書いています。
ですが、この本の著者であるロバート・キヨサキ氏自身の主な収入は、この「金持ち父さん貧乏父さん」の印税です。
そして、この本の二番煎じの様な本がごろごろあります。
大体が、無駄な出費を見直そう、好きな事を生かして副業をしよう、貯金だけじゃなくて投資をしよう、ふるさと納税やiDecoをしようという内容です。
「経済的自由人」を目指す本は、だいたいどれも書いてある事は同じなので、読んだとしても1冊で充分です。
勉強するのにおすすめの分野
一番おすすめなのは、流行っている分野ではなく、仕事に絡んだ分野の勉強をすることをお勧めします。
技術職の人なら、大型書店に行けば、自分の業務分野の本が読み切れない程あると思います。
ITが専門でない人にもIT系の資格がお勧め
最近はITを専門としない人もIT系の資格、特に国家資格である情報処理技術者試験を受ける人が増えています。
ニトリ等のIT業でない企業でも、情報処理技術者試験の1つであるITパスポートの取得を推奨しています。
ITパスポートは、ITを専門としない人が入門として受けるのに適したレベル・内容となっています。
このため、一番始めに取得するIT資格としてお勧めです。
情報処理技術者試験についてご興味がある方は、以下の記事もご参考にどうぞ。
ベテランSEが考察|IPAの情報処理技術者試験はどれから受験するか?区分一覧と難易度
また、どうしても何を勉強してよいか分からない場合、職場の仕事ができる先輩に「これは仕事に役立った、という本はないでしょうか?」と聞いてみるのもお勧めです。
余談ですが、後輩から「仕事関連でお勧めの本ってありますか?」と聞かれて、会社の講座で使う様な本しか言えないと、お察しされることになります。
勉強する気はあるけど続かないという人は以下の記事がご参考になるかもしれません。
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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