「勉強しながら音楽を聴いても良いのか?」という疑問は持ったことがありませんか?
私は、学生時代や社会人になってからも人一倍勉強をして来たと自負しています。
そんな私が、「勉強をしながら音楽を聴いても良いか?」という問題に対して、
- 自身の経験談:音楽を聴きながら勉強できる?
- 収集した情報:脳は「音楽を聴く」と「勉強する」を同時に出来る?
について書かせて頂きます。
自身の経験談
聴きながら勉強をしていました。
ただし、最初の数十秒は音楽を聴いているのですが、その後は、聞き流しています。
元々、雑音があっても集中できるタイプで、電車の中で勉強すると1,2駅乗り過ごす事もあります。
ただし、上手く集中できない日もあり、そんな日は音楽を聴くと余計に効率が低下していました。
無しで済ませられるなら、無い方が良いです。
脳の仕組みとして、音楽を聴きながら勉強はできるのか?
脳の仕組みとして、勉強をしながら、音楽を聴くと作業効率は低下します。
潜在認知(無意識下での脳の活動)の研究では、以下の事が分かっています。
(脳の)言語を処理する領域と音楽を処理する領域とを総合的に見比べてみると、両者はかなり重なっているのです。
書籍:サブリミナル・インパクト 下條信輔
つまり、音楽を聴きながら、文字を読んで理解する様な動作をすると、脳の同じ箇所を同時に使おうとしてしまうため、作業効率は下がると言えます。
逆に、言葉を使って考える必要の無い、単純作業なら音楽を聴きながら行っても問題は無いと言えます。
なぜ音楽を聴きたくなるのか?
先ほど、紹介した書籍「サブリミナル・インパクト」では、音楽を聴くという行為自体が人間にとっての快(報酬)であるとされています。
つまり、脳の仕組みとして、音楽を聴くと気持ち良くなる様に出来ているという事です。
音楽を求めるのは、本能的な事なので、避ける事は出来ません。
逆に考えると、つまらない作業をする時に音楽を聴くのは、音楽というご褒美で自分を釣っているとも言えます。
音楽を聴きながら勉強したくなった時に見直して欲しい事
私は学生時代、音楽を聴きながらでないと勉強出来なかった時期がありました。
その様な時は、勉強の効率も良くありませんでした。
今から思うと、「音楽を聴く→効率が悪くなる」ではなく、
「勉強のモチベーションが湧かない→音楽を聴いて気を紛らわせる」という状態が多かったです。
もし、音楽を聴かなければ机に向かえないのであれば、肉体的・精神的な疲労が溜まっていないかを確認する事をお勧めします。
作業効率を下げて無理やり勉強をするよりも、リフレッシュして集中する方がメリットは大きいです。
気分転換にお勧めな事は以下です。
- 仮眠をとる
仮眠は「パワーナップ」とも呼ばれ、15分程度の仮眠をとる事で、脳の疲労を取る事が出来ます。 - 体を動かす
リフレッシュには真逆の事をするのが良いとされています。つまり、勉強のリフレッシュなら体を動かす事がお勧めです。 - 自然の多い所を散歩する
自然、植物などを見るだけでもリフレッシュ効果があるそうです。Amazonでは社員のリフレッシュのために、オフィスに植物園の様な場所があるそうです。
まとめ
- 勉強している時に音楽は無い方が良い
- 聞き流せる場合は、音楽があっても良い
- 単純作業をする場合は、音楽を聴いても良い
- 音楽が無いと勉強出来ない状態なら、リフレッシュを検討するべき
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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