書店で投資本のコーナーに行くと米国株投資の本をよく見かけます。
私も米国株投資に興味はあったのですが、複雑そうで中々手を出せませんでした。
先日、米国株の個別株の指値を入れているだけなので、本格的にはまだ始められてはいませんが、第一歩を踏み出しました。
始めてみると、米国株は少額からでも投資できるけれども、少額で取引する場合に注意する点があったので本記事で書かせて頂きます。
米国株に少額で投資する場合の注意点
手数料が割高になってしまう サービス改変により手数料が安くなりました!
SBI証券や楽天証券などを例に取ると、手数料は株の取引き金額の0.45%というのが基本ルールです。ただし、最低手数料というものがあり、取引額が小さい場合は0.45%ではなく最低手数料である5ドルが取られます。(2019年7月より最低手数料が撤廃されました。)
このため、1万円分だけ米国株を買うと約550円(1ドル=110円の時)、つまり約5%の手数料が発生します。そして5%というのは片道手数料なので、売る時にもさらに5%の手数料がかかります。
株で年5%の利益を安定して出せる人は一握りの優秀なトレーダーだけです。このため、買った瞬間に5%のロスがあると、トータルでプラスに持っていくのが困難になります。
最低手数料というデメリットを考えると、最低でも1度に10万円程度を売買するのがお勧めです。
数千円からでも手軽に売買できるようになりました!
米国株に少額で投資する場合のお勧め
ワンタップバイ
私はワンタップバイというサービスでAmazonの株を買っていますが、スマホから2,3操作すれば簡単に買えます。
詳しい事は以下の記事に書かせて頂いています。
特徴としては以下です。
- 個別株を1株単位ではなく、1000円単位(金額単位)で買う事ができる
- 手数料は1%未満
Amazonの様に1株が15万円程度(2019/8月時点)の場合、普通に株を買うとなると1株+手数料分の金額が必要になります。
このため、Amazonの様に1株あたりの株価が高い企業は、手を出しにくい部分があります。
One Tap Buyでは、1株単位ではなく、1000円単位で買えるので、少しだけ買ってみたい人にもお勧めできます。
手数料もそれほど割高と言う事はありません。売買の手数料はそれぞれ金額の0.5%です。これとは別に米ドルの買い付けに1ドルあたり35銭の手数が発生しますが、それでも片道で1%未満です。
配当金も普通に貰えます。
ただし、以下のデメリットがあります。
- 買える銘柄は多くなく、米国株では30銘柄のみ
- 指値が使えない
インデックス投資
米国インデックスに投資すれば、手数料を抑えつつ分散投資も出来ます。
インデックス投資については以下の記事で詳しく書かせて頂いています。
証券会社により色々ですが、例えばSBI証券なら100円から積立てる事ができます。また、少額だからといって手数料で不利になる事もありません。
ただし、以下のデメリットがあります。
- 個別株には投資できない
- 信託報酬という持っているだけで発生する手数料がある
- タイムリーに売買出来ない
- 配当金がでない(基準価格の上昇(本体価格に上乗せ)という形で反映されるのでデメリットという訳ではありませんが。)
信託報酬の安い米国株インデックスは、全米インデックス型、ダウ連動型、高配当型程度の種類しかないため、個別株や特定ジャンルの投資がしたいという人には向いていません。
※バイオ系のインデックスなどもありますが、手数料が割高なのであまりお勧めしません。
個別株と異なり信託報酬という、保有しているだけで発生する手数料があります。多くのインデックス投資は年間で0.2%程度の信託報酬がかかり、日々分割でその手数料が引かれます。
売買タイミングは、指値が使えず、タイミングも日単位でしか指定できないため、あまり細かい値動きで利益を得るには向いていません。
ETF
ETFはイメージとしてはインデックスと似た様なものと思って頂いて良いです。
ただし、ETFとインデックスと異なり、ETFは株と同じ感覚で売買できます。
具体的には、以下です。
- ETFは株の様に1単位1株で取引できる
- 指値が使える
- 配当金が出る
S&P500に連動するETF等、様々な種類のETFがあり、5万円以下で買える物も多いので、比較的手軽に始める事ができます。
まとめ
各証券会社で、米国株の最低手数料が撤廃されてきているため、少額からでも米国株に投資しやすい環境が整ってきました。
寧ろ、日本株は基本は100株単位での取引なので、米国株の方が取引きし易いくらいです。
こうした証券会社のサービスには有難く乗っからせて頂きましょう!
ご参考になりましたら幸いです。
以上
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