【京大卒が解説】勉強する上での注意点7つ・私が試験勉強中にやらなかった事

 

私は学生・社会人になってからも人一倍勉強をしてきたつもりです。

そんな私が、試験勉強中に”やらない様に気を付けていた事”を書かせて頂きます。

 

 

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①勉強量を時間で量らない

 

最近ではスマホアプリで勉強時間を計測して公開している人もいるが、おすすめしません。

そういう人はもしかしてですが、勉強のスケジュールを立てる際に、時間で立てているのではないでしょうか。

 

まずやるべきは、目標点数とそこに到達するために必要な作業を洗い出すことです。

 

具体的には、今月は過去問で50点を取れるようになることが目標で、そのためにはこのテキストを1回通りやればいけるだろうというだいたいの見通しをつけます。

そうしたらテキスト問題が50題あるなら、平日は1日に1題やって土日は4題やれば良い、と決まります。

 

ポイントは問題数と得点の両方を意識することです。

得点を意識しないと、問題解いて○×をつけて終わってしまいます。

いつまでに何点取ると決めることで、一題一題の取り組みが変わってきます。

 

私は高校時代に勉強時間を計って満足してしまい、痛い目をみたことがあります。

明らかに集中力や効率が低下しているのに、ただ勉強時間を増やしたくて机にへばりつくという愚行をしてしまいました。

結果、精神的な疲労と、机の前でダラダラする癖がついてしまい、その後苦労しました。

 

 

②好き嫌いはしない

社会人になってから受けた試験で「情報処理技術者試験」という物があります。

この試験は、午前はマーク式、午後は記述式の問題が出されます。

 

午後問題は長文を読みこなす必要があり、午前よりもハッキリ言って面倒くさいです。

マーク式問題はある程度パターンを覚えれば点数が取れます。それに、午後問題ほど面倒でないので、つい午前試験よりに勉強してしまいます。

ですが、試験に合格するためには午後も合格しないといけません。

 

学習初期は調子を上げるためにマーク式の問題を中心に取り組みましたが、途中からは、面倒な午後試験にもがっつり取り組むようにしていました。

「面倒くさい」と思うことほど、ちゃんとやれば人と差がつく分野です。

 

 

③無理に苦手に挑戦しない

試験を受ける以上、目的は合格する事です。

もし、選択問題で苦手な部分を避けて合格できるなら、その部分は最初から切り捨てて置く方法もあります。

 

私が「情報セキュリティスペシャリスト」という試験を受験した時に、思い切って苦手分野は勉強せずに挑みました。

この試験では大問が3つ出題されますが、2題選択すれば良い試験でした。このため、一番苦手な「セキュアプログラミング」という分野は最初から勉強しませんでした。

 

他の2題をきっちり対策しておけば十分に合格できると考え、勉強に割ける時間をその2つの分野に集中して注ぎ込みました。

捨てる分野を決めておくことで比較的短期間(3,4カ月程度)で一発合格することが出来ました。

 

 

④SNSはしない

意外と時間泥棒なのがSNSです。試験勉強中もSNSはやってはいましたが、「今日は過去問で何点取れた」程度の書き込みであり、かつ月に1,2度との頻度でした。

全くやっていなかった訳ではないですが、本当に少しだけしかやりませんでした。

休憩にスマホ等の電子機器を操作するのは、目や脳を疲労させてしまうため、気分転換にしてもおすすめしません。

 

 

⑤場所に拘らない

「机で無ければ勉強できない」なんて事はないです。

 

私は試験勉強中はどこに出かけるにもテキストを持ち歩くようにしていました。

通勤中は勿論、休日の外出、出張先のホテル等にもテキストを持っていき、寸暇を惜しんで勉強しました。

 

文章題は机でテキストを開いてペンを持った状態でないと無理と思っていましたが、ペンも持たず&電車で立った状態でもやってみたら意外とできました。

 

また、家で調子が出ないときにはファミレス等に行って勉強しました。

ファミレスだと雑音がうるさいですが、テレビもPCも無いので必然、勉強しか出来ません。

 

①に挙げた「勉強量を時間で測らない」のルールに則り、決めた問題数を解くまでは帰らりませんでした。3,4時間程度居座ることもよくありました。

 

 

⑥怒らない

これは試験の前日や当日は特に気を付けていました。人間、怒るとろくな事がありません。

ろくなことが無いとは具体的には、以下です。

  • エネルギーを浪費する
  • 嫌な記憶を反芻して時間を浪費する
  • ストレスにより体がダメージを受ける
  • 集中力が低下して勉強、試験に集中できない

 

このようなデメリットを避けるために、心の準備をしていました。

具体的には、以下の様な事です。

  • 感情を乱す相手とは、心理的に距離をとって接する
  • 試験会場に向かう電車で足を踏まれたとしても怒らないと決めておく

 

何かあっても数秒間、感情を無視出来れば、怒りはどこかへ行ってしまうそうです。

逆に、気にして怒り始めるとマイナスの感情がどんどん増長していきます。

試験直前には私はガンジー状態になります。

 

 

⑦諦めない

一番最後に持ってきましたが、一番大事なことです。

 

以前に受験した、「応用情報処理技術者試験」という試験では申し込んだ人の30%以上が受験をしていません。

1/3近い人が受験会場にすら到達していない訳です。

 

勉強してみたら難しかった、業務が忙しくなった等の理由があっても、合格するために出来る工夫を最後までするようにしました。

特に社会人が何か勉強をするならば「諦めないこと」は必須スキルと言っても過言ではありません。

 

 

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ご参考になりましたら幸いです。

以上

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