「応用情報に受かる気かしない…」と思いませんか?
私もそう思っていました。
理由は以下です。
- 出題範囲が広い
- 範囲が広いだけでなく、浅い知識では正解できない
- 午後の選択での運/不運が心配
確かに各問題に「正解」するは難しいです。ですが「合格」するのは実はそれ程難しい事ではありません。
本記事では、応用情報は簡単ではないけれど、困難ではない、という理由と対処方法を書かせて頂きます。
合格率は20%程度
平成27年春の合格率は約20%でした。(だいたい毎年同じ位の合格率です。)
この時点で、「やっぱり難しいじゃん!」と思いましたか?
もうちょっとだけお付き合い下さい。
合格率を分析すると分かる事
午前・午後の各試験の合格率、全体での合格率は以下表の通りです。
区分 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 各区分の 合格率(%) |
午前試験 | 30137 | 12495 | 41.5 |
午後試験 | 12495 | 5969 | 47.8 |
全体 | 30137 | 5969 | 19.8 |
上の表から分かる事は下の3つです。
- 試験の合格率は約20%(19.8%)
- 午前試験を通過したのは約42%(41.5%)
- 午後試験を合格出来たのは約48%(47.8%)
※応用情報は午前で6割未満の点数だとその時点で不合格となり、午後試験の受験者としてはカウントされません。
つまり、午前試験で約半数が不合格になり、午後試験でさらに約半数が不合格になります。
逆に言うと、午前試験さえ通過すれば約50%の確率で合格出来ると言えます!
午前試験はほぼ確実に通過出来る方法があります!
応用情報の参考書は、厚さが4cm程度ある分厚い本です。
これを最初から最後まで真面目にやると、気持ちが折れて「受かる気がしない」となると思います。
私がお勧めする方法は「参考書を読む」&「過去問演習」です。
参考書は「読むだけ」にしてノートにまとめたり、重要な箇所にアンダーラインを引く等の作業はしませんでした。理由は、そんな時間があったら過去問を解いた方が効果的だからです。
午前問題に関しては、過去問から7割程度転用されます。このため、過去4年分程度を2,3回通りやればほぼ合格出来ます。
テストが苦手な人でも、過去問を覚えて、しかも4択試験なら、ほぼほぼ通過します。
応用情報のコツについては以下の記事もご参考にどうぞ
午後試験は対策せずに受験する人も多い
午後試験は午前試験の様な明確な攻略法はありません。
丸暗記でどうにかなるものではなく、テキストを読んで理解を深めつつ、過去問を解いて知識の使い方を覚えていく必要があります。
「目標設定理論」というのをご存知でしょうか? 方法やする事が明確になっている目標の方が人は高いパフォーマンスを発揮する、という心理学的な法則です。
午前試験は「過去問を覚えれば良い」と明確な目標がありますが、午後は過去問からの転用では無いので、明確な目標を設定する事が出来ません。
このため、午後試験は勉強のモチベーションを保つのが難しいです。
私が午後試験で友人にアドバイスした事
私の友人が応用情報を受ける一週間前に「午後試験は何も対策出来ていない」と相談されました。
私がアドバイスした事は以下です。
- 午前を勉強すれば午後は合格出来る、というのは誤りでは無いが、正しくも無い
- 一週間あれば2回分程度は解けるので今からでも解いた方が良い
たったこれだけのアドバイスですが、友人は合格しました。(運と実力もあったと思います。)
勉強せずに午後を受ける人も多いので、少し対策するだけでも合格の確率を50%から上げる事が出来ます。
終わりに
IT系の参考書はそもそも読む気が起こらないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は本ではなく、漫画から勉強を始めるのは如何でしょうか。
以上です、皆様のご武運を!
コメント